世の中には「たくさんの募金先」があって、どこに募金してもそれなりに有効に使ってくれていると思います。
ただ「募金した側」としては、あまり「手ごたえがない」というのも本音ではないでしょうか。
募金に手ごたえを求めるのもどうかとは思いますが、あったほうがさらに続けていきたいと思えるのも事実です。
そんなことを感じていた時に見つけたのが、以下の募金です。
世界の厳しい環境で生活している「特定の子ども1人」に対して、支援者1人が「1対1でサポートしていく募金」があります。
「ワールドビジョン」という国際NGO団体の、「チャイルドスポンサーシップ」という取り組みです。
この記事では【おすすめの募金先】として、私の募金の概念を変えてくれたワールドビジョンの「チャイルドスポンサーシップ」についてご紹介します。
目次
「ワールドビジョン」で募金をはじめたキッカケは?
私自身、これまでにも何度か「ワールドビジョン以外」で募金をしたことはありました。
特に印象に残っているのは、たまたま新聞を読んでいたら記事になっていた日本の男の子への募金です。
先天性の病気で、生まれてこのかた流動食以外食べたことがないというその男の子の夢は、「一度でいいからハンバーガーが食べたい」というものでした。
アメリカで手術を受ければ、治る可能性があるとのことで、新聞紙上で寄付をつのっていました。
私の募金は微々たるものですが、多くの募金が集まって、男の子は手術を受けついにハンバーガーを食べれたのです。
ところがその数ヵ月後に、容体が急変し亡くなりました。
亡くなってしまった時は、実際には会ったこともないのに、私もかなりショックでした。
手術後に夕方のニュースで見かけた彼が、ハンバーガーを食べて喜んでいたのがとってもかわいかっただけに。
ただかなえたい夢があって、でも自分の置かれた環境が厳しくて、いっけん無理そうでも、少しずつまわりがサポートすることで、その夢に踏み出せることを彼は教えてくれました。
私も手取り17万円のサラリーマンですから、けして余ったお金で募金しているわけではありません。
でも日本人の生活のなかで削れるものは、けっこうあるものです。
また実際に自分の大切なお金を募金することで、相手先への関心度が大きくなります。
世界中に視野を広げるキッカケになるんですね。
そうやって妻と子どもたちには納得してもらっています。
たぶんですが。
そうやって気になるところや人に、募金しているうちに見つけたのが、ワールドビジョンの「チャイルドスポンサーシップ」でした。
おすすめの募金「チャイルドスポンサーシップ」とは?

「ワールドビジョン」は、世界中で人道支援や開発援助をおこなっているNGO団体です。
その「ワールドビジョン」がおこなっている取り組みのひとつに、「チャイルドスポンサーシップ」があります。
「チャイルドスポンサーシップ」には、他の募金とは違う特徴があります。
それは世界の厳しい環境におかれた子ども1人だけに対して、1人のサポーター(募金する人)が支援していくことです。
継続的な支援なので、月々4500円の寄付になります。
私にとって決して安い金額ではありませんが、「1日あたり150円」で異国の子ども1人を支援できるのならと考えるようにしています。
どこへ募金しても、基本的には誰かの助けになっているはずです。
ただ私もいろいろなところに募金したことはありますが、そこに「誰かの助けになっている」という実感があるかと言われれば正直ありませんでした。
募金がどこに届いているかは、団体まかせで具体的には分からないからです。
でもワールドビジョンの「チャイルドスポンサーシップ」は、特定の子ども1人を初めに募金する人自身が決めてから支援がはじまります。
その子(チャイルド)との「手紙のやりとり」も始まりますから、異国の地にできた親戚の子のような気持ちになります。
そして何よりも手紙をもらうたびに、その子(チャイルド)が成長していることに驚きます。
定期的に支援しているチャイルドからの手紙や、成長報告書がくるので募金している充実感がとても大きいのです。
「ワールドビジョン」への募金で始まること
「チャイルドスポンサーシップ」に、申し込んで3日ほどで「スポンサーキット」というものが郵送されてきました。
以下の7つのことが、そこから始まります。
⑴ 【チャイルドとの出会い】
スポンサーキットの中に、(チャイルド紹介カード)が入っていました。
チャイルドは申し込むときに、自分で選ぶこともできます。
とくに希望がなければ、ワールドビジョン事務局のほうで決めてくれます。
私は「うちの奥さんの子供の頃に似てる」という理由で、以下の写真のチャイルドを希望しました。(笑)
比較的近いアジア圏で、行ったことのない「ネパールのチャイルド」です。
⑵ 【チャイルドと文通できる】
手紙を書いてワールドビジョン事務局まで送れば、チャイルドのもとへ届けてくれます。
自分の家族写真や、住んでる街の風景写真を添えることもできます。
もちろんチャイルドからも、お手紙が送られてきます。
チャイルドはわたしたちが思っている以上に、手紙が送られてくることを楽しみにしているそうです。
⑶ 【チャイルドに会いに行ける】
自腹にはなりますが、チャイルドに会いに行くことができます。
会いに行く方法は2つあります。
ひとつはワールドビジョンが年に2・3回開催している、支援地訪問ツアーに参加する方法。
もうひとつは、個人で訪問する方法です。
どちらもお金はかかりますが、経験したこのない感動があるようです。
私もいつか自分の妻や娘たちも連れて、チャイルドを訪ねてみたいです。
⑷ 【チャイルドの様子が専用サイトから見れる】
チャイルドスポンサー専用サイトの「マイワールド・ビジョン」で、支援しているチャイルドの様子が見れます。
チャイルドや地域の写真・動画が見れたり、チャイルドにすぐに手紙や写真を送れる「Eレター」を使用できます。
⑸ 【チャイルドの写真付き成長報告がくる】
年に一回ですが、チャイルドの写真付きで成長報告書が送られてきます。
一年で身長がグッと伸びていて、びっくりしたりするようです。
⑹ 【募金の領収書と年次報告書が送られてくる】
募金の領収書は、寄付金控除を申請するときに必要になります。
多いと寄付した約4割が返ってくるそうで、去年、私は募金した金額の2割強が返ってきました。
確定申告の時に寄付金控除申請するのですが、楽しくは無いですけど簡単ですし、頑張ってやったほうがいいと思います。
そのほかワールドビジョンの年次報告書が送られてくるので、活動と会計をチェックできます。
⑺ 【他のチャイルドスポンサーの方と交流できる】
チャイルドスポンサーシップで、寄付している方々の交流イベントである「ワールドビジョン・カフェ」に参加できます。
ほかにも、スポンサー同士でつながれるFacebookグループにも参加できます。
「ワールドビジョン公式サイト」↓https://www.worldvision.jp/
募金おすすめはどこがいい? まとめ
「募金」をして見返りを求めるのはどうかと思いますが、募金している実感だったり、充実感を味わえるなら、それに越したことはないかと思います。
「その後も継続して募金していこう」と思えたほうがいいわけですからね。
「支援する側」も、充実感を感じながら募金できるのは、ワールドビジョンの「チャイルドスポンサーシップ」ならではです。