年齢が30代であっても、「生きがい」がないという男性もいらっしゃるのではないでしょうか。
30代といえば、定職にも就き、結婚していたり、子供がいれば一家を支えるというプレッシャーの中で働いている状況の男性も多いでしょう。
「家族をやしなっていく」というだけでも充分大変なことなので、それが「生きがい」であってもいいはずです。
でも心のどこかで、「もっと情熱を持って取り組めることを見つけたい」と思っている自分もいたりするわけですね。
この記事では【30代なのに生きがいがないという男性】のために、どうしたらいいのかをご提案していきます。
目次
そもそも「生きがい」ってなに?

「生きがい」を辞書で引くと、「人生の意味や価値など、人の生を鼓舞し、その人の生を根拠づけるもの」だそうです。
つまり言い換えれば、自分が生きている中でワクワクしたりドキドキしたり、いろんな感情で活力を沸かせてくれる人や物事のことを指します。
人に寄ってその内容は様々で、「家でダラダラしながらテレビを見る生活が生きがい」と感じる人もいれば、「仕事をバリバリこなして昇進することを生きがい」と感じる人もいます。
また、「趣味に嵩じている時間も生きがい」と言われるものの一つです。
とにかく「生きがいがない」と感じている人の多くは、毎日に楽しみを見出せない人だということになります。
「生きがい」は必要なのか

必要かと言われれば、これを読んでいただいている人にとっては必要だと感じている人が多いでしょう。
前項でお話ししましたが、そもそも「生きがい」とは人によってその内容が異なるということがわかります。
つまりそれは、「生きがいの尺度」はその人自身によって決められるものなのです。
今一度、生きがいとは「〇〇であるべき」という概念を変えてみましょう。
日本人は、「周りの人と同じようなことをしていれば大丈夫」、という教育を受けてきた人が多いですよね。
「周りと同じでなければいけない」という潜在的な刷り込みがあり、どうしても自分の尺度で物事を考えられない人が多いように感じます。
その為、他人と自分を比べては落ちこんでしまいます。
皆さんも、そういった経験を一度はしたことがあるのではないでしょうか。
または、親などから比べられて怒られた経験があるのではないでしょうか。
特に昨今のSNS時代には、「他人のキラキラした人生」が浮き彫りになりがちです。
敏感に察知してしまうあまり、「あの人はあんなに人生が楽しそうなのに自分はなにをしているんだろう」という気持ちにさらされてしまいます。
でも待ってください。
その考えは自分の尺度で測っていますか?
他人が基準にあるのではないでしょうか。
相田みつをさんの有名な言葉に、「しあわせはじぶんのこころがきめる」とあります。
本当にその通りで、自分本位になって考えてみれば、何か大事にしているものが見つかるかもしれません。
「ご飯を食べること」だって良いし、「朝ドラを見ること」だっていい。
「昼休みに飲むコーヒー」がそれでも良いのです。
「生きがい」のハードルを大げさにしすぎているせいで、自分の中の本当の「生きがい」を見失っているような気がしています。
そう思うと、「生きがい」ってそんな大したことではないということが分かります。
「生きがい」に出会うコツ

まずはもう一度、「目の前のこと」に集中してみてください。
「目の前のこと」を一生懸命やること。
ただそれだけだと思います。
例えば、あなたが「主夫」なのであれば、主夫業を自分の納得のいくまでとことん追求してやり抜いてみる。
ただなんとなく新卒で入った会社に、ただなんとなくいるのではなく、「その仕事のプロとして、さらにその仕事を工夫してみる」。
ほとんどのことは、突き詰めれば何か新しいものが見えてくるものです。
そして必ずそこには成長があり、達成感が生まれます。
人は一生懸命やることや、継続できたことに達成感とやりがいを感じるものです。
それを続けていった先に「生きがい」と言われるものに出会えるのではないでしょうか。
でも、それが簡単に出来れば悩んだりしませんよね。
何か見返りを求めてしまったり、失敗して投げ出してしまったり・・。
ですのでそんな大きなことをしようとせずに、「今日はこれを1つやったぞ」と自分を褒めてあげることから初めてみてはいかがでしょうか。
でもやっぱり「生きがい」に出会えないなら?

それでもやっぱり「生きがい」が見つからないという方は、視野を自分ではなく「外」に向けてみてはいかがでしょうか。
もしかしたらあなたは、「自分を満たすこと」では「生きがい」を感じなくなっているのかもしれません。
さほど大したことをしたわけでもないのに、他の人に「ありがとう。」と言われたほうが、自分を満たすことよりもよっぽど嬉しい時があります。
ですから、自分を満たすことに頑張っても、さほど「生きがい」にならないのであれば、誰かのために動いてみるといいでしょう。
つまり自分以外の人間、例えば厳しい環境に生まれた子供たちを支援したりなど。
日本では当たり前の、「きれいな水を飲む」「学べる環境がある」「安全に家族と暮らせる」ということが、まったく出来ていない子供たちは世界にたくさんいます。
こういった子供たちを支援することで、かえって自分が満たされて、「生きがい」が見つかるヒントになるかもしれません。
ただ実際に現地へ行って活動することは、おのおの事情もありますし、誰にでもできることではありません。
そのような場合は、厳しい環境にいる子供たちに「寄付」というカタチで行動することができます。
「貧困地域の子供1人を、あなた1人が支える1対1の支援」をおすすめします。
「生きがいがない」30代男性はどうしたらいいの? まとめ
重複しますが、「目の前のことを一生懸命に工夫してやること」です。
その中で自分は何ものなのか、何が好きだったかを思い出していく作業を繰り返すことで自己分析ができます。
それに、まずこのページを見てくださっているということで、自分になにかしら悩みを持たれていて、改善したいという意識があるのですから素晴らしいことです。
「人生100年時代」と言われている今、30代はまだまだ若く、生まれ変わって新しいことを始めれる年齢です。
「目の前のことを頑張った先」に、新たな目標(生きがい)が見えてくるはずです。
そしてちょっと「自分への追求」では満たされないなと感じるのなら、ぜひ世界の子供たちに目を向けてみてください。