みなさんがよく行くスーパーや、お店のレジの横に、「ユニセフの募金箱」を見かけたことがあるかと思います。
その「ユニセフの募金」に、協力してくれる人は意外とたくさんいます。
でも中には、募金したお金は「本当に困っている人達に送られているのか?」と怪しんでいる人もいるのではないでしょうか。
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そこでこの記事では【ユニセフの募金の使い道】と、「具体的にいくらで何が出来るのか」についてご紹介します。
募金先はなにも、「ユニセフ」だけではありません。
募金するあなたにも、「支援している実感」が大きく得られる寄付があります。
私が参加している「ワールドビジョンの寄付」では、厳しい環境で暮らす「外国の子供1人」を、あなた1人が支援します。

その子との「手紙のやりとり」も、あなただけの特権です。
その手紙や写真などで、「その子の成長」の早さに驚くことでしょう。
さらに自己負担になりますが、その子がいる「現地への訪問」もできます。
いつかその子を訪ねて行くときの気持ちは、いったいどんな感覚なのでしょうか。。。
この寄付は、本当に与える以上に「与えられるもの」が多いです。

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ユニセフ募金の「おもな使い道」は?

ユニセフに「募金されたお金」は、具体的にはどんなことに使われているのか見ていきましょう。
「勉強道具」

勉強に欠かせない「鉛筆やノート・消しゴム」、絵を描いたりするための「クレヨンとスケッチブック」、体を動かすための「バレーボール、サッカーボール」などを送っています。
「食料や薬、予防接種」

ビタミンやミネラルが含まれている「栄養素パウダー」、袋から出してすぐに食べられる「栄養治療食」や、栄養不良の子どもたちのための「ミルク缶」などを食料として送っています。
他には、4~5リットルの水を浄化することが出来る「浄水剤」、脱水症状から子供の命を守るための「経口補水塩」や、はしかなどによる合併症を予防・治療するための「ビタミンAカプセルなどの薬」を送っています。
さらに「使い捨ての注射器」「ワクチン用保冷箱」による、「はしか」から子供を守るための「予防接種用ワクチン」などの治療道具を送っています。
「日用品や施設」

子供を寒さから守る「大きい毛布」や折りたたみ式の「貯水容器」。
日常で使う「歯ブラシや石けん」「洗濯用洗剤」女性にとって大事な「生理用ナプキン」などを送っています。
あとは施設として「仮設病棟やシェルター」、「学校」として使用可能な72平方メートルのテント、20平方メートルの防水シートで「簡易シェルター」を設置することが出来る防水シートなどを送っています。
「募金活動と広報」

ユニセフで集めたお金の約2割は、「国内の募金活動」や「広報」のための資金として使われています。
日本では、この「2割の使い方」がよく非難されたりします。
でもより多くのお金を困っている人たちに届けようとするなら、さらなる「募金活動」や「広報活動」が有効です。
あなたが募金したお金を「10」とすると、その中から「2」が募金活動と広報活動に使われます。
あなたの募金したうちの「8」は、そのまま困っている人たちに使われます。
残りの「2」での広報活動で、また誰か1人でも「10」募金してくれたとします。
すると、あなたの最初の募金「8」と合わせて、「18」となって困っている人たちに届けることができます。
このレバレッジ(てこの原理)を使った「募金の考え方」は、海外では当たり前です。
より多くのお金を、困っている人たちに届けることができるわけですから。
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ユニセフ募金は「いくらでどんなことが出来るの」?
つぎに「ユニセフに募金されたお金」で、いくらでどんなことが出来るのかを見ていきましょう。
「約1円」

・合併症予防・治療をするための、「ビタミンAカプセル一錠」を購入することが出来ます。
ユニセフでは「1円」でも募金することができます。
「約73円」

・ビタミンやミネラルが含まれている、「栄養素パウダー30袋」を購入することが出来ます。
「約222円」
・貧血や栄養不良の原因となる、「寄生虫を駆除することが出来る飲み薬100錠」を購入することが出来ます。
「約353円」

・はしかから子供の命を守るための「予防接種ワクチン10回分」を購入することが出来る。
「約400円」
・水を浄化して洗い物をしたり、子供たちが安全に水を飲むことが出来る「浄水剤1000錠」を購入することが出来る。
「約563円」

・100人の子どもたちが、安全な器材で予防接種を受けることが出来る「使い捨ての注射器100本」を購入することが出来ます。
「約648円」

・マラリアを運ぶ蚊から身を守るために、「防虫剤処理を施した蚊帳(かや)3張」を購入することが出来ます。
ユニセフ募金にはどんな「募金方法」があるの?
「募金箱で」

コンビニやスーパーのレジ近くにある、「ユニセフ募金箱」に直接お金を入れる方法があります。
「電子マネー」
携帯サイトの「モバイル・ユニセフ」スマートフォンサイトから申し込むことが出来ます。
「携帯電話料金と一緒に募金」
ソフトバンクのスマートフォンをご利用している人のみが出来る募金方法です。
毎月の携帯電話の利用料金と一緒に募金することが出来ます。
1回限りの寄付を選ぶことも出来ます。
「インターネットバンキング利用しての募金」
ユニセフホームページで募金を申し込み、「インターネットバンキング」にログインし、インターネットバンキングで募金するためのお金を振り込むことが出来ます。
(申込み可能金額は、500円以上1000万円以下です)
「クレジットカードによる募金」
ユニセフホームページから、「ユニセフ募金」の申し込みが出来ます。
電話でユニセフ募金をする場合、使用しているクレジットカードをお手元にご用意のうえ、有効期限、カード番号、寄付金額をお伝えください。
「コンビニエンスストアを通じての募金」
ホームページで募金を申し込み、発行される受付番号、または印刷した振込用紙を持ち直接コンビニへ行きます。
コンビニによっては、申し込み手順が違う場合があります。
コンビニで直接支払いをすると、後日郵便で領収書が届きます。
ユニセフ募金の使い道は?困っている人に届いているの? まとめ
「ユニセフの募金」の約8割は、貧しい子供たちのために「勉強道具」や「食料」「薬」として届けられます。
募金全体の約2割は、ユニセフの「募金活動」や「広報活動」に使われます。
日本ではそれに対し批判もありますが、ユニセフの「募金活動」や「広報活動」によって募金の10割をそのまま送るよりも、もっと多くのお金を困っている人たちに送ることができています。
ユニセフが成り立たなくなったら、まずしい子供を救うことは出来ません。
一本の鉛筆で、まずしい子供たちは勉強することも、絵を描くことも出来ます。
「将来の夢」を描くこともできるのです。
しかし現在それが、全ての子どもたちに行き渡っているわけではありません。
みんなで集めたお金はものすごい額であるにも関わらず、それでも足りないくらいに貧しい暮らしをしている子供たちがいるという事なんですね。