毎年夏休みの終盤に日本テレビが放送する24時間テレビ・愛は地球を救う。
ご覧になったり、実際に寄付したことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし募金の使い道や、出演者のギャラについてはご存知でしょうか。
そこでこの記事では【24時間テレビの募金の使い道と出演者のギャラについて】くわしく検証していきます!
忙しい方のために結論!
時間がないという方のために結論を言うと、24時間テレビ募金は24時間テレビチャリティー委員会が管理し、おもに福祉・環境・災害復興のために使われています。
ただ出演者へのギャラは支払われているとのことで、非難の的になりやすいようです。
海外のチャリティー番組の出演者は、ノーギャラが一般的であることも影響しているようです。
そういった面が気に入らないという方は、募金の目的が明確で、寄付する側も充実感の得られる寄付先を選ぶといいです。
ワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップという寄付では、厳しい環境にいる海外の子ども1人と手紙や写真のやりとりができます。
つまり毎月その子のことを、思い浮かべながら支援できるので、サポート出来ている実感が強いです。
さらにちょっとハードルは高いですが、その子が住んでいるところへ現地訪問することも可能!
自分の支援した効果が実際に見れて、しかも本人や家族に会えるので、それが夢になっている支援者も多いです。
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目次
24時間テレビの募金はどのくらい集まるの?
24時間テレビを一回おこなうと、いったいいくらの募金が集まるかご存知でしょうか。
24時間テレビの第一回目は、1978年(昭和53年)におこなわれ、なんと約12億円でした。
その後40回以上放送され、一番多い時で約20億円近く。
一番少なかった時でも、約6億円の募金が集まっています。
24時間テレビ一回あたりの平均募金額は約9億円。
そして2020年までの募金総額は400億円を超えています。
24時間テレビの募金の使い道は?
24時間テレビは見るけど、募金の使い道まではよく知らないという方も多いのではないでしょうか。
24時間テレビで集まった募金は、公益社団法人「24時間テレビチャリティー委員会」が管理しています。
おもに福祉・環境・災害復興のために使われています。
24時間テレビチャリティー委員会の公式サイトから、事業報告書や決算報告書を見ることができます。
ですので、おおまかな募金の使い道は誰でも把握できます。
福祉支援事業
24時間テレビの募金の使い道の中でも、とくに多く使われているのが福祉支援事業です。
令和元年の事業報告書と決算報告書によると、寄付金総額約15億5,000万円のうち、約13億円が福祉支援事業に充てられています。
そしてその中でも、とくに福祉車両の贈呈に多くの募金が使われていて、約11億円以上となっています。
福祉車両以外にも、子供の貧困支援や障害者支援に充てられており、具体的な内容は以下の通り。
・福祉車両贈呈 (訪問入浴車 23 台、リフト付きバス 144 台、電動車いす 11 台、スロープ付き自動車 141 台、福祉サポート車 31 台)
・子どもの貧困支援 (全国 11 県の子ども食堂)
・障害者スポーツ支援 (パラスポーツ体験キット 149 セット、バスケットボール用車いす 55 台、スポーツ用義足 12 本贈呈)
・障害者情報保障支援 (避難所用キット贈呈、補助犬クイズブック配布)
環境支援事業
環境支援は2004年から加わった支援事業で、日本全国の日本テレビ系列局が中心となって、大規模なゴミ拾い活動をしています。
令和元年には、全国9か所の海岸・河岸・山麓等清掃、環境保全活動が実施されました。
その活動支援費用として、約2,600万円の募金が使われています。
災害復興支援事業
24時間テレビの募金は災害復興にも充てられていて、令和元年は約2億円が使われています。
被災地復興支援 (岩手、宮城、福島の東北 3 県)のほかに、直近の自然災害緊急支援(豪雨災害など)にも募金が使われています。
24時間テレビの出演者はノーギャラ?
24時間テレビに出演する芸能人へのギャラ(報酬)について、日本テレビからの公式発表はありません。
インターネット上には、過去の出演者のギャラ一覧などが出回っていますが、その信ぴょう性は当事者以外分かりません。
金額はともかく、出演者にギャラが支払われていることは日本テレビも認めています。
そしてさすがに募金からギャラが支払われているわけではなく、番組制作費や、企業CMなどの広告収入から支払われています。
24時間テレビへのギャラ拒否・出演拒否はある?
日本テレビの24時間テレビの出演者へのギャラについては、昔から賛否両論があります。
海外のチャリティー番組で、出演者がギャラをもらうことは有り得ないといった風潮があることも逆風となっています。
24時間テレビの元となった、アメリカのチャリティー番組「レイバー・デイ・テレソン」も出演者はノーギャラです。
そして日本の大御所とされる芸能人(特にお笑い)の中には、絶対に出演しないという姿勢を貫いている方も多くいます。
ただそれ以外のほとんどの芸能人は、所属事務所の意向もあるはずです。
普段お世話になっている、テレビ局からのオファーに対して断ることは難しいようです。
24時間テレビの募金の使い道は? まとめ
24時間テレビの募金の使い道については、事業報告書や決算報告書が公式サイトで公開されています。
そこから判断すると、福祉支援事業などにちゃんと充てられているようです。
ただどこの決算報告書についても言えることですが、環境保護活動支援にいくら、災害復興支援にいくらとおおまかに書いてあるだけです。
詳細はわかりませんから、仮に不正があったとしても正直分からないというのが本音です。
また日本テレビから出演者へのギャラについて。
こちらもSNSの発達した現代、視聴者がスッキリする発表を日本テレビがしないと、悪いイメージだけが一人歩きし続けそうです。
その他の興味深い団体は?
街頭募金などの一般的な寄付では、その後にどのように、誰の役に立ったのかちょっと分かりにくいですよね。
例えば、ワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップという寄付では、厳しい環境にいる「海外の子供1人と寄付者(自分)だけの交流」ができます。
さらにちょっとハードルは高いですが、その子供が住んでいる「現地への訪問」も可能。
実際に飽きっぽい私でも、充実感をもって4年間続けることができています。(笑)
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