国際協力団体のワールドビジョンが、世界の子どもを支援するためにおこなっているチャイルドスポンサーシップ。
通常の寄付では、寄付したあとのことは正直よく分かりませんよね。
寄付する側にとっては、ちょっと手ごたえが無いのも事実。
チャイルドスポンサーシップでは、現地の子ども1人と寄付する人1人が、手紙や写真のやりとりをします。
支援している子ども (チャイルド)が住んでいる地域の様子を、会員サイトから動画で見たりも。
私も実際にやってみて、チャイルドとのやりとりが家族ぐるみで楽しみとなっています。
➤➤➤【1人の子どもと1対1の支援プログラム】
※寄付金控除が適用されるので、寄付額の約4割ほどが戻ってきます。
とは言え、もっと具体的な内容が知りたいという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では【チャイルドスポンサーシップの実態】について、実際に私が4年間参加して感じたことと、他の利用者の口コミをご紹介していきます!
忙しい方のために結論
忙しい方のために結論を言うと、チャイルドスポンサーに寄付したうちの約2割が、スタッフの給料や広告・広報費に使われるのが不満という口コミがありました。
しかしどんな有名な慈善団体でも、集まった寄付金の2割くらいを広告や広報に充てています。
そのほうが結果的に多くの寄付金が集まり、より大きな金額を支援ができるからです。
また団体のスタッフにかかる人件費などは、寄付金全体の2%=「0.2割」に過ぎません。
スタッフにも生活がありますから、給料なしでは誰もいなくなります。
まだ日本では、寄付されたお金は100%そのまま届けるべきという考えが根強いです。
でも本当に大切なことは、多くの支援を子どもたちに届けることですよね。
ワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップという寄付では、厳しい環境にいる海外の子ども1人と手紙や写真のやりとりができます。
つまり毎月その子のことを、思い浮かべながら支援できるのでサポート出来ている実感が強いです。
さらにちょっとハードルは高いですが、その子が住んでいるところへ現地訪問することも可能!
支援した効果が実際に見れて、しかも本人や家族に会えるので、それが夢になっている支援者も多いです。
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※寄付金控除も適用されるので寄付額の約4割ほどが戻ってきます。
目次
チャイルドスポンサーシップを4年間継続して分かった実態
チャイルドスポンサーシップは、世界の貧困地域の子ども1人と寄付者(自分)だけが、手紙や写真のやりとりができる支援プログラムです。
チャイルドスポンサーシップを運営しているのは、ワールドビジョンジャパンという東京都から認められた認定NPO法人です。
認定NPO法人への寄付は、寄付金控除を受けることができるため、個人でも寄付した約4割が戻ってきます。
チャイルドスポンサーシップは、毎月4,500円の寄付ですから私にとっては決して安くはありません。
ただ1日あたりにすると150円ほど。
さらに寄付金控除で約4割ほど返ってくることを考えれば、毎月3,000円を切るくらいに。
1日あたりになおせば「100円くらいだしな。」と考え、思い切って寄付をしてみることにしました。
以下に、私のチャイルドスポンサーシップ体験の流れをまとめています。
上のように、支援するチャイルドの「住んでいる地域」「性別」を選ぶことができます。
私は、個人的に関心の強い「アジア」のチャイルドを支援することにしました。
登録すると数日で、支援するチャイルドの資料が送られてきました。
これから私がサポートしていくチャイルドへの手紙の書き方がくわしく書いてありました。
他には、ワールドビジョンサイト上での自分専用ページの見方などが書かれていました。
この女の子が、私が支援することになったネパールの女の子です。
チャイルドスポンサーシップの大きな特徴は、先にも書いたように「海外の特定の子ども1人とやりとりをする」というシステムです。
こちらで寄付をストップしない限り、その子どもと何年という単位で交流していくことになります。
もちろんこちらの都合で、支援するのが厳しくなった場合は、ホームページからすぐに解約することもできます。
こちらは支援する子どもの国の情報で、とてもくわしく書かれていました。
さらに手紙のやりとりも頻繁にできます。
私がサポートしているネパールの女の子は、支援を始めた当時まだ5歳でした。
なので上の手紙は、当時お母さんか家族のかたが書いていたようです。(笑)
ネパール語の手紙ではまったく読めないので、ワールドビジョンのほうで翻訳して送ってくれます。
英語での翻訳のほうが、チャイルドからの手紙が来るのが早いと聞いたので、私は一応英語翻訳で送ってもらっています。
もちろん日本語翻訳への指定も可能です。
女の子はまだ字を書けなかったのですが、頑張って絵を書いてくれました!
ネパールの国旗と代表的な鳥とのこと。
遠い異国の子どもからの絵や手紙は、なんともうれしいものです。
じつは相手の女の子も、こちらからの手紙をとても喜んでくれているそうです。
家の壁に貼って、遠い日本を想像してくれていると手紙に書いてありました。
そしてワールドビジョンのサイトには会員専用ページがあります。
そこでチャイルドの住んでいる地域の様子や、お友達を動画で見ることができます。
さらに驚くのは、サポートしているチャイルドの元へ会いに行くことができる点です。
今はかなり難しいですが、いつか必ず実現させたいと思っています!
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チャイルドにバースデーカードを送ってみた!
先日ワールドビジョンのほうから、1枚の手紙が届きました。
なんでも私の支援している、ネパールのチャイルドの誕生日が近いということで、「バースデーカードを送ってみませんか?」という内容でした。
中には、日本の特徴を表現した「バースデーカード」が入っていました。
内側には「チャイルドの情報」が書いてあるのでお見せできませんが、自分や家族の写真を貼ったりメッセージを書いたりできます。
バースデーカードの書き方とエアーメールの送り方を、くわしく説明してある紙が入っていたので、すぐに仕上げることができました。
それをみると、バースデーカードだけならたったの「90円」でネパールまで届くそうです。
ちなみに「シールやステッカーなど」も入れることができます。
ただし26グラムを超えると「160円」になります。
それでもそんな金額で、ネパールの奥地まで届くことに驚きました!
無事に届きますように!(返事が楽しみです。)
チャイルドから写真と手紙が届きました!
チャイルドスポンサーシップで支援しているネパールの女の子から、写真と手紙が届きました!
その成長にビックリ!
こちらが支援をはじめた頃の写真↓
そしてこちらが先日送られてきた写真↓
すっかりお姉さんぽくなっていて、なんとも不思議な感じがします。
うちの子も女の子ですが、やはりおしゃべりなのでしょうか。(笑)
私自身がチャイルドスポンサーシップに寄付するようになって、はや4年がたちます。
どんどん大きくなるチャイルドの写真を見ると、少しは役に立てているのかなと実感できます。
さて次の章では、世間のチャイルドスポンサーシップに対する口コミをご紹介していきます。
チャイルドスポンサーシップの悪い口コミから実態をさぐる
全額ちゃんと困っている所に届けろよって思ってしまう。
チャイルドスポンサーシップの良い口コミから実態をさぐる
実際やってみると、行ったこともない国の会ったこともない子供の成長を、自分が支えているんだという実感がわきました。
おそらく自分の幸せのためだけに、時間を費やしてきたからだと思います。
仕事も一生懸命やってはいますが、裕福な人を満足させるだけの仕事に疑念がわいていました。
そこでネットで見つけたチャイルドスポンサーに申込んでみました。
まだ3ヶ月ほどですが、 遠い国の子供を支えているという事に幸せを感じられるようになりました。
チャイルドとの手紙のやりとりは心が洗われる時間です。
少しずつうまくなっていく字や絵に、驚きと同時に自分の支援が少しは役立っているのかもと感じて嬉しくなります。
私には孫がいませんが、遠い国にまだ会ったことのない孫が出来たようでなんともうれしいです。
自分が生きている間に、なんとか訪問したいという夢ができました。
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チャイルドスポンサーシップの口コミからわかる実態とは?
悪い口コミからわかること
どうしても寄付する側からすると、自分の大切なお金を出すわけですから、寄付した全額を届けて欲しいと考えますよね。
しかしどんな有名な慈善団体でも、集まった寄付金の2割くらいを「広告」や「広報」に充てています。
そのほうがより多くの寄付金が集まり、より大きな金額を支援ができるからです。
いわゆる「レバレッジ」(てこの原理)です。
ちなみに団体のスタッフにかかる人件費などは、寄付金全体の2%=「0.2割」ほどです。
それでも日本の支援者の心情としては、自分が出したお金は100%そのまま届けるべきだという考えが根強いです。
でも本当に大切なことは、多くの支援を子どもたちに届けることですよね。
欧米では広告を使わないほうがどうかしてると考えるようです。
良い口コミからわかること
日本ではほとんどの人が生まれた時から、「最低限の衣食住」は約束されています。
そんな中でさらに他人よりもお金を稼ぐために、自分のことばかり考えて仕事することに疑問を感じている人が増えています。
そして厳しい環境に耐えている子どもたちを支援することで、逆に自分が満たされることに気づいたりして。。。
かく言う私もその一人です。
チャイルドスポンサーシップの実態は? まとめ
チャイルドスポンサーシップに限らず、どのような寄付でも、ちゃんと貧しい国の子どもに届いているのか不安に感じる人は多いです。
しかし物事に「100%大丈夫」と言い切れることはありません。
できる限り情報を集めて、最後は自分で決めるしかないです。
ただこれだけSNSが発達した現代ですから、変なことをすればすぐに内部告発されます。
さすがに、慈善団体の職員全員が悪人ということは無いでしょう。(笑)
どちらかと言えば、尊い人のほうが多いはず。
というわけで、私個人の感想としては、チャイルドスポンサーシップに参加しない理由のほうが無いといった感じです。
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