貧困家庭や母子家庭などで、充分な食事を摂れていない子どもを救うための子ども食堂が増えています。
しかしそんな素晴らしい活動をしている子ども食堂に対して、違和感をいだく人も少なからずいるようです。
そこでこの記事では、【子ども食堂に感じる違和感は何なのか】寄付しても大丈夫なのかについて検証していきます!
忙しい方のために結論!
時間がない人のために結論だけ言うと、生活に困っていないのに子ども食堂を利用している人はいます。
でもその人がどんな悩みを持っているのかは分かりません。
参加するハードルの低い身近なコミュニティとして、子ども食堂の存在意義は大きいのです。
ただそれでも子ども食堂への寄付に違和感を感じるのであれば、特定の子どもへの支援を検討してみてはいかがでしょうか。
例えばワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップという寄付では、厳しい環境にいる海外の子ども1人と手紙や写真のやりとりをします。
つまり毎月その子のことを、思い浮かべながら支援できるので、サポート出来ている実感が強いです。
さらにちょっとハードルは高いですが、その子が住んでいるところへ現地訪問することも可能!
支援した効果が実際に見れて、しかも本人や家族に会えるので、それが夢になっている支援者も多いです。
➤➤➤【1人の子どもと1対1の支援プログラム】
※寄付金控除も適用されるので寄付額の約4割ほどが戻ってきます。
目次
子ども食堂の目的は?
貧困というのは、その家庭で連鎖するものだと考えられています。
その連鎖を断ち切るには、まずは子どもたちが十分な食事を摂ることが大切。
そして健康的な学びや遊びをおこなう中で、安心して成長できる環境が重要です。
子ども食堂はそんな子たちが気軽に集まり、コミュニケーションをとりながらおいしい食事をとれる場所です。
地域ぐるみで子どもたちの成長を見守る活動として広がっています。
またそのような貧困に悩む子育て中の親御さんが、相談できる環境を整える目的も備えています。
このような親御さんは、貧困で苦しい生活を一人で頑張り解決しようと苦しんでいるケースが多いです。
なかなか周囲がそれに気付いてあげられずに、悪循環に陥るケースも。
食事を通じて気軽に話ができる環境を整えることで、一人で悩んでいる親御さんを少しでも助けることができます。
つまり子ども食堂の目的は単純に一つではありません。
コミュニティが希薄となっているといわれる現代において、子ども食堂は複数の目的を兼ね添えた解決手段の一つであると言えます。
子ども食堂に感じる違和感とは?
子ども食堂は、基本的に地域の困窮者を救済するのが主な目的です。
しかし必ずしもそのような方ばかりが来るとは限りません。
来る人については、あまり制限することのない子ども食堂が多いです。
すると誰でも気軽にの裏返しで、生活に困窮していない人でも、単なる食事の節約として来てしまうことも。。。
そのような方々ばかりが来るようになって、食事をしてすぐに帰るという行動が蔓延化した場合には、本来の目的とそれたものになってしまいます。
かといってプライバシーの観点から、来る人に個人的な話を根掘り葉掘り聞くことも難しいもの。
子ども食堂の運営は、
・本当に必要な地域に設置する
・自然なやりとりの中でコミュニケーションをとっていく
など、本来の目的をいかに達成できるかをあらかじめ考えたうえで、ルール作りや地域選びをすることが重要です。
また、運営している大人が充実感を感じるだけになっている子ども食堂も存在します。
いきなり子どもたちに家庭環境のことを聞いたりするのは、返って子ども食堂に来づらくなるでしょう。
運営している大人が自己満足的な気持ちで子どもたちを扱うと、一方的な食事を与えるだけの施設になってしまいます。
やはり運営している側も、子どもたちの繊細な気持ちに配慮して接することが求められます。
子ども食堂の良いところは?
コミュニケーションの輪が広がる
子ども食堂の魅力の一つであるのが人との交流です。
普通に生活していたら会えない人や、自分とは全く違う世界に住んでいる人と出会うチャンスがあります。
しかも地域で活動している子ども食堂に来る方々は、一定の範囲内に住んでいる方が多いので、共通の話題も見いだせます。
またそのような方々が、さらに知り合いや同僚を、子ども食堂に連れてくることでコミュティがどんどん広がっていきます。
子ども同士の交流から、親同士の交流に発展することもあるかもしれませんね。
案外、人生における大切な出会いって身近なところに存在するもの。
一人で悩んでいたことを聞いてくれたり、同じ悩みを抱えている人との出会いで救われることもあるかもしれません。
このように地域で築かれたコミュニティの輪は、地域の宝としてつながっていきます。
しっかりした食事を取ることで子どもの気持ちも安定する
子ども食堂に通う子どもたちの中には、母子家庭も数多く存在します。
片親で働き詰めのなか、毎日の食事の支度は大変なことだと思います。
食事に使える費用が限られている母子家庭は多いです。
夜も親が働いている場合、子どもはコンビニ弁当やレトルト食品など、簡易的なものに偏っていくことが多いでしょう。
そんな中での子ども食堂の食事は、地域の人たちの愛情がこもった栄養バランスの考えれた食事です。
栄養価のある健康的でおいしい食事は、子どもたちは気持ちの安定や生きていくための大きな活力となるはず。
人に対する感謝の気持ちも、きっと生まれてくるでしょう。
そんな子どもたちが元気に育ち、社会の役に立つような大人になっていく。
それが子ども食堂で働いている、多くのボランティアの人たちにとっても生きがいとなっています。
子ども食堂は悪用されるのでは?
悪用されているかもしれない
もちろん子ども食堂に来る人たちが、実際には何も困っていない人ということもあり得ます。
しかしその人が、どんな気持ちで食堂に来るのか、どんな悩みを持っているのかは誰にも分かりません。
そしてそのような人も地域の一員です。
悪用しているという見方もあれば、いずれは心を開いて地域の一員として大切な仲間になってくれるかもしれません。
そんな広い心を持っていなければ、子ども食堂は成り立たないのではないでしょうか。
本当に悪意を持って来ているのだとすれば、なおさら手を差し伸べるべき人なのかもしれません。
参加ハードルの低いコミュニティは貴重
悪用している人がいるからといって、ルールを厳格にして排除するというのは、本来の子ども食堂の目的から離れてしまいます。
気軽に行ける身近なコミュニティであり、安心できる場所として子ども食堂の存在意義はとても大きいです。
地域のつながりがどんどん薄れてきていますが、ちょっと助け合うことで救える人たちはたくさんいるはずです。
そんないつでもちょっと助け合える関係づくりのために、子ども食堂のようなコミュニティは貴重な場所ではないでしょうか。
子ども食堂に感じる違和感とは?悪用されてない? まとめ
子ども食堂自体は、充分な食事を摂れていない子どもたちを救う素晴らしい取り組みです。
しかし誰でも気軽に参加できるぶん、生活に困窮していない人まで食事しに来てしまうことも起こります。
ただ例えそうであっても、地域の人たちが集まれるコミュニティは貴重で、悩みの解消や助け合える関係が築けます。
子ども食堂は、運営費や運営スタッフの不足などかかえる問題は多いようです。
無くしてしまうには惜しい活動だと思うので、ぜひ寄付の対象として検討してみてください。
子ども食堂以外に寄付するなら?
一般的な寄付では、その後にどのように、誰の役に立ったのかちょっと分かりにくかったりしますよね。
例えばワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップという寄付では、厳しい環境にいる海外の子ども1人と手紙や写真のやりとりをします。
つまり毎月その子のことを、思い浮かべながら支援できるので、サポート出来ている実感が強いです。
さらにちょっとハードルは高いですが、その子が住んでいるところへ現地訪問することも可能!
支援した効果が実際に見れて、しかも本人や家族に会えるので、それが夢になっている支援者も多いです。
➤➤➤【1人の子どもと1対1の支援プログラム】
※寄付金控除が適用されるので寄付額の約4割ほどが戻ってきます。