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【児童養護施設の実態とは?】抱えている課題や出来ることとは?

奥さん
奥さん
児童養護施設って、ちゃんと子どもたちが安心して暮らせるところなのかな?
はかせ
はかせ
くわしくチェックしていきましょう。

この記事では【児童養護施設の実態や抱えている課題】そして私たちが出来ることについて紹介していきます。

 

児童養護施設とは?

死別や蒸発などの理由で保護者がいない、または保護者からの虐待や経済的な理由など、何らかの問題を抱える子どもたちはたくさんいます。

そのような子どもたちを擁護して、自立支援や退所後のフォローを行う施設のことを児童養護施設と呼んでいます。

その入所対象となる子どもは、「両親の死去や環境不良などによって保護者の監督を受けられない1歳から18歳未満の児童」とされています。

このような施設の根底には、児童福祉法という法律があります。

子どもたちの安全な暮らしや健康的な成長、子どもたちの福祉を保障するための法律です。

「国や地方公共団体は、児童の保護者とともに、児童を心身ともに健やかに育成する義務を負う」と記されており、それを実現するための施設として児童養護施設が存在しているのです。

かつては孤児院や養護施設と呼ばれていましたが、1977年の法改正によって児童養護施設という名称となりました。

全国に612か所ほどあり、約25,000人の子どもたちが暮らすこの施設は、社会福祉法人などの民間企業が運営するものです。

子どもが児童養護施設に入所する理由は?

子どもたちがこの施設に入所する理由は様々ですが、大きくは2つに分けられます。

親からの虐待

総合失調症や産後うつ、過度のストレスや自らが過去に受けた経験など、保護者にも様々な理由があり、その矛先が子どもたちに向けられた結果、暴力や体罰といった虐待に発展するケースも少なくありません。

何らかの理由で虐待が発覚し、改善要求を受けても改善が見られないときなどに、児童養護施設に入所する場合があります。

近年よく聞くようになったネグレクト(育児放棄)によって、施設入所となることもあります。

事故などで両親を亡くし頼れる親戚もない

少子化の影響もあり、一人っ子世帯が増え、保護者自身も一人っ子である場合があります。

交通事故や航空事故、自然災害などによって両親を一度に失ってしまうケースと、保護者が一人っ子である場合が重なった際には児童養護施設に入所せざるを得ないでしょう。

また何らかの理由で、親戚との交流が一切ないケースと保護者との死別が重なる際にも同様のことが起こります。

ほかには離婚率の上昇が引き起こす一人親世帯の増加が、こういった入所を加速させています。

児童養護施設と入所している子どもがかかえる課題とは?

施設の運営費が足りない

児童養護施設は、国からの補助金(税金)などで運営されています。

この補助金は生活費や学費などに充てられることが前提にあるものです。

そういった公費であるために、使途には細かな制限が設けられています。

そのため施設側が子どもたちの豊かな体験や教養、支援のために用意したプログラムのすべてに公費を回せるわけではありません。

その場合、使途制限のない寄付金に頼るほかありませんが、寄付金が十分に集まらない現状が運営費の不足を生む原因となっています。

子ども同士のいじめ

通常の学校生活や習い事などの集団行動の中で起こるいじめ。

様々な理由によって、家庭から離れなければならなかった子どもたちの集まる児童養護施設でもやはりいじめが起こります。

むしろ家庭を離れざるを得なった心の傷やストレス、悲しみを埋める行為の一種として、いじめが起りやすい環境にある児童養護施設。

子どもたちの心のケアも非常に重要なことです。

職員からの体罰

前述したように心に傷を負った子どもたちが暮らす児童養護施設では、職員が受けるストレスや心労も非常に大きいです。

そういったことから、職員が子どもたちに対して、行き過ぎた指導を行うケース、それが体罰として常態化するケースも決して少なくありません。

子どもたちだけでなく、職員のケアも欠かすことのできない要素です。

退所後の支援がない

厚生労働省の調査データを見ると、児童養護施設を退所した子どもたちの約20%が、退所後の支援がないと答えています。

その結果に比例するように、退所後の支援を求める声や支援の必要性を指摘する声が増え続けています。

こうした支援の不足には、施設の職員の不足という問題が潜んでいます。

支援をしたくても人手がない、手が回せる余裕がないといった現状から見直す必要があるのです。

職員の給与などの待遇や労働環境の改善も急務といえます。

個人で児童養護施設に対して出来ることは?

ここまで述べてきた現状を聞いて、児童養護施設に対して何かできることはないのか、と思った方もいるのではないでしょうか。

ボランティア活動で支援する

児童養護施設やNPO法人の中には、一般の方に向けて、ボランティア活動を求める動きを取るケースも増えています。

子どもたちへの読み聞かせや、話し相手、学習指導、スポーツを通した触れ合いなど活動内容は様々です。

季節の行事や催しといったイベントの運営などのケースもあります。

内容によっては、少しハードルを感じるものもあるかもしれませんが、自身が手を付けやすいところからはじめてみるのもよいでしょう。

直接寄付したり、関係するNPO法人を通して寄付する

施設自体が寄付を募ることもありますし、関連するNPO法人が寄付を募る場合もあります。

最近では、より気軽に児童養護施設の子供たちの支援を行おうという意識から、NPO法人が、児童養護施設支援の運営の母体となる団体の活動費を、クラウドファンディングを用いて、広く一般に手軽な形で寄付を募る動きも出てきています。

まずはこういったところから検討するのも、有効な手段ではないでしょうか。