ちょっと分からないことや、調べたいことがある時に、ウィキペディアのお世話になる方も多いのではないでしょうか。
しかしこの頃、突然ウィキペディアから寄付のお願いをされて戸惑うことも。。。
そこでこの記事では、【ウィキペディアの寄付要求は詐欺やウィルスなのでは?】という疑問について検証していきます!
目次
ウィキペディアの活動内容は?
ウィキペディアはインターネット上にある百科事典です。
実際に使ったことのある方も多いと思いますが、たいていの言葉はウィキペディアで調べると出てきますよね。
これは世界中のボランティアの人たちが、それぞれ単語について自身の知識や調べたことを元に記載しています。
ウィキペディアの編集は、ネット環境が整っていれば誰にもできます。
そのため普通の百科事典には載っていないような種類の情報まで追加され、ページが充実しているのが特徴です。
ウィキペディアのしつこい寄付要求はなぜ?
ウィキペディアを使おうとしたときに、寄付要求がしつこく出てきて困ったことはありませんか?
なぜあんなにウィキペディアの寄付要求はしつこいのでしょうか。(笑)
それはウィキペディアを運営している団体「ウィキメディア財団」が非営利組織であり、寄付金で成り立っている組織であることが挙げられます。
ウェブサイト収入で最も一般的なのは広告収入です。
しかしウィキペディアには広告が載っているページはありません。
多くの人に見られているウィキペディアですから、広告をページの中に入れ込めば大きな収入になりそうです。
でもウィキペディアはあえてそれをしていません。
なぜなら「広告収入を得ることで、情報に対して公平な立場である真のパブリックを守れなくなってしまうから」だそうです。
ウィキペディアの百科事典というコンテンツの性質上、情報に対して中立な立場であることをとても大事にしている、ということですね。
そのぶん寄付金だけでサイトを運営していかなくてはなりません。
ですので、必然的に寄付のお願いもたくさん出てくるというわけ。
特に日本はウィキペディアの閲覧実績がアメリカについで世界第二位です。
にも関わらず、日本人のウィキペディアへの寄付金は圧倒的に少なく、寄付金全体の2パーセントほどしかないとも言われています。
ウィキペディアが、寄付で成り立っているということを知らない人も多いくらいです。
そのため日本へのアピールも含めて、寄付金の要求は少ししつこいくらいになってしまっているのです。
ウィキペディアの寄付要求は詐欺?
ウィキペディアの寄付要求は、あまりにもしつこく表示されるので「詐欺なのでは?」と疑ってしまう方もいます。
しかし前の章で説明した通り、詐欺ではなく本物の寄付依頼です。(笑)
ただ詐欺ではないものの、実際に寄付をするとなると手順がややこしいです。
トラブルが起こることもあるようなので、この章ではその点についてくわしく説明していきます。
1回きりのつもりが毎月請求されていた
ウィキペディアが寄付を募集している間は、ウィキペディアのページを開くと寄付をするための画面が出てきます。
そこで必要な情報を入力すれば、簡単に寄付を行うことができます。
その際に気を付けなければいけないのが、寄付画面の一番上に表示される寄付の頻度です。
左側に「一度だけ」、右側に「毎月」という表示があり、選択することができるようになっています。
ここで誤って「毎月」を選んでしまうと、毎月決まった金額を寄付することになってしまいます。
「今回だけ」寄付をしたい人は、寄付頻度の区分に注意しましょう。
毎月の寄付をやめたくても複雑すぎてやめれない
もう一つのトラブル例として、母体が外国のものであることもあり、寄付の辞め方がわからないというものがあります。
そこでここでは寄付の辞め方について説明していきます。
まずウィキペディアの運営元である「ウィキメディア財団」へ、寄付を辞めたい旨をメールで問い合わせます。
この時点でもう若干めんどくさいですね。(笑)
その際に「毎月の寄付を辞めたい」という旨と、「電子領収書に書いてあるフルネーム」と「電子領収書を送付している登録メールアドレス」最低限記載しましょう。
それ以外に、寄付に対する情報(毎月いくら寄付しているのかなど)も出来る限り詳細に載せましょう。
もうかなりめんどくさいですね。。。
ただし実際に寄付に使用しているクレジットカードの番号など、財務情報は記載しないように注意して下さい。
そちらのメールの内容に沿って、運営元が寄付金の引き落としを解除してくれます。
それが完了すれば、寄付金を毎月引き落とされることもなくなります。
すごくめんどくさいですね。
ウィキペディアの寄付要求はウィルス?
ウィキペディアの寄付要求は、画面の大部分を占領したり、色遣いが派手だったりして、初めて見ると「ウイルスなのでは?」と思ってしまいますよね。
しかし先ほどから述べているように、ウィルスではなく、ウィキペディアの寄付要求です。
寄付要求の文面がうさんくさすぎてウィルスか思ってしまう
ウィキペディアの寄付要求は、危機感をあおる文章を多用してきます。
なかなか文章が過激なため、わざとらしすぎてウイルスなのでは?と思ってしまう人もいるのです。
ですがこの文章は、ウィキメディア財団が実際に記載をしている文章であり、もちろんウイルスではありません。
日本のウィキペディア上での寄付のお願いが、文章が長くうさんくさいなったのにも理由があります。
ウィキメディア財団は、ウィキペディアを実際に使用している日本人を調査したことがありました。
すると日本人には、財団が非営利団体であることや、寄付金で成り立っていることを知らない人が多かった。
そこで日本人にも、そこを理解して貰おうと考えて作った結果なのだそうです。
普通に広告が表示されたらウィルスの可能性あり
今まで述べてきた通り、ウィキペディアは非営利団体が運営しており、その運営費は寄付金で賄われています。
情報に対して中立・公正の立場を保つために、広告の掲載をしていないのです。
しかし使用しているパソコンがウィルスにかかっている場合、ウィキペディアのWebページに広告が表示されることがあるようです。
このウィルスは、Webブラウザーのアドオンとしてパソコンにインストールされて、Webページの表示を改竄。
オリジナルのページには存在しない広告を挿入するとのこと。
ウィキメディア財団も2012年5月に、ウィキペディアのページに広告が表示されたらウィルス感染を疑うようにと注意を呼び掛けています。
ですので、もしもウィキペディアを開いた際に広告が表示されてしまうようであれば、一度自身のパソコンのウィルスチェックをしてみる必要があるでしょう。
ウィキペディア以外に寄付するなら?
ユニセフや赤い羽根募金などの一般的な寄付では、その後にどのように、誰の役に立ったのかちょっと分かりにくいですよね。
例えば、ワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップという寄付では、厳しい環境にいる「海外の子供1人と寄付者(自分)だけの交流」ができます。
さらにちょっとハードルは高いですが、その子供が住んでいる「現地への訪問」可能。
実際に飽きっぽい私でも、充実感をもって4年間続けることができています。(笑)
➤➤➤【1人の子どもと1対1の支援プログラム】
※チャイルドスポンサーシップでは寄付金控除が適用されるので、寄付額の2~4割ほどが戻ってきます。