アフリカ・アジアの子どもたちの飢餓と、世界の肥満や生活習慣病の解消をコンセプトに活動しているTABLE FOR TWO(テーブルフォートゥー)。
世界の約10億人が飢餓状態なのに対し、約20億人が肥満などが原因の生活習慣病と言われています。
この矛盾を解消し、どちらの健康状態も改善することを目標としています。
素晴らしい活動だと思いますが、その実態はどうなのか気になる方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では【TABLE FOR TWOの評判について】寄付した方の口コミから検証していきます!
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忙しい方のために結論
忙しい方のために結論を言うと、TABLE FOR TWOの1食につき20円寄付される活動は好評です。
いっぽうでTABLE FOR TWOの本社事務所が、東京の一等地にあることが気に入らないという意見もありました。
とは言え、年次報告書や活動報告書は公開されていますし、認定NPO法人でもあるので寄付しても大丈夫と言えるでしょう。
他の団体も検討してみたいという方には、以下のNGO団体をご紹介します。
ワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップという寄付では、厳しい環境にいる海外の子ども1人と手紙や写真のやりとりができます。
つまり毎月その子のことを、思い浮かべながら支援できるのでサポート出来ている実感が強いです。
さらにちょっとハードルは高いですが、その子が住んでいるところへ現地訪問することも可能!
支援した効果が実際に見れて、しかも本人や家族に会えるので、それが夢になっている支援者も多いです。
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※寄付金控除も適用されるので寄付額の約4割ほどが戻ってきます。
目次
TABLE FOR TWOの活動内容は?
TABLE FOR TWOとは「二人のための食卓」という意味があります。
先進国の子どもと、発展途上国の子どもが食べ物を分かちあう、というコンセプトからつけられた名前の団体です。
そんなTABLE FOR TWOの活動内容は、幼稚園や学校に給食を届け、子どもたちの栄養状態を改善すること。
おもに以下の6か国で活動しています。
ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、ケニア、マラウイ、フィリピン
学校菜園や地域菜園の設置を支援する、農業生産性向上プログラムという活動があります。
最終的に、食料を自分たちでまかなえるような農業を子ども達に教えています。
地域全体で食糧難を無くそうという目標です。
そしてその活動のための資金を、寄付で募っていてその方法が独特です。
TABLE FOR TWOがつくったお弁当を買うと、1食につき20円が寄付されるという他にはない方法です。
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TABLE FOR TWOへの悪評は?
SNS等を調べてみると、TABLE FOR TWOに対する悪評も出てきました。
例として1つ挙げておきます。
引用元・Twitter
TABLE FOR TWOの事務所は、東京の六本木という家賃が高い所にあります。
慈善団体として、お金をあまりかけられないはずの団体が、そんなに家賃の高い所に事務所を構えているのはおかしいのではないかという批判ですね。
寄付をする側は、なるべく全額寄付に使用してほしいと考えてお金を出しています。
そのお金が別の事に使われているかもしれないと考えられると、不審に感じる人も出てきます。
TABLE FOR TWOへの良い口コミ評判は?
次に、TABLE FOR TWOへの良い口コミ評判をお伝えします。
まずはこちらから。
俺のお腹も満たし、アフリカのちびっ子のお腹も満たす美味しいお弁当!
引用元・Twitter
美味しくご飯をいただいて、お腹が満たされ、そのうえで寄付も出来るという点で評価が高いようです。
ちなみにTFTというのは、TABLE FOR TWOの略です。
1色につき20円寄付でき、TFT(Table For Two)を通じて発展途上国の子供の食事1食分になる。
とってもおいしかった。
引用元・Twitter
こちらのツイートでは、社員食堂に入ったメニューについて述べられています。
社員食堂であれば、元々使用することも多いと思うので、いつものお昼ごはんで同時に寄付ができてしまうというのはいい取り組みですよね。
2人の良い口コミ評判を紹介しましたが、他にもたくさん良い口コミ評判が見られました。
毎日食べているご飯を「TABLE FOR TWO」のご飯に置き換えることで、「寄付をしよう」と身構えなくても寄付できる手軽さが好評です。
実際に食べるご飯も、今まで食べていたご飯と変わらず美味しい、というところが評価の高い点のようです。
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TABLE FOR TWOの問題点は?
1食につき20円だが全額は寄付されていない
TABLE FOR TWOでは、お弁当等1食に付き20円寄付がされるとうたわれています。
ただ実際には、20円すべてが寄付されているわけではありません。
実際に寄付されているのは、20円のうち16円です。
では残りの4円は何に使用されているかというと、TABLE FOR TWOが運営を続けていくための運営資金に回されています。
団体として活動をしていくにあたり、運営資金は必ず必要になってくるお金になります。
ただ20円と大きくうたわれているので、実際には16円と言われると少し騙されたような気持ちになってしまうかもしれません。
しかしどんなに有名な慈善団体でも、団体の活動費は寄付から2割程度を使っています。
無償で活動の質を維持できる団体はないですから、この辺はそろそろ寄付する側も理解すべきでしょう。
TABLE FOR TWOの小暮氏とは?
ここでは、TABLE FOR TWOの代表である小暮氏について触れたいと思います。
小暮氏は1972年生まれで、早稲田大学理工学部卒業後、オーストラリアのスインバン工学大で人工心臓の研究をしていたそうです。
2007年に、経済学者ジェフリー・サックスとの出会いで強い感銘を受け、NPO法人TABLE FOR TWO Internationalを創設しています。
TABLE FOR TWOに寄付して大丈夫?
活動状況を毎月配信・年次報告書も公式サイトで公開している
寄付をしても大丈夫かどうかの一つの判断材料となるのが、団体の収支や寄付金の使途を公開しているかという点です。
TABLE FOR TWOは、毎月活動状況を公式サイトで配信。
年次報告書には、団体の収支や寄付金の使途が公開されています。
これは、寄付をしてもいい団体であるということの一定の目安になります。
認定NPO法人なので寄付金控除が受けれる
認定NPO法人というのは、5万以上あるNPO法人のなかでも、特に質の高い活動ができている団体に与えられる法人格です。
もちろんそのハードルは高く、「年間100人以上の方から3,000円以上の寄付を受けている」という実績。
また経理財務や情報管理など、管理体制の整備が求められます。
さらに認定元の自治体から、「適正な法人運営をしているか?」ということを定期的にチェックされます。
もちろん十分に行っていないと、認定NPO法人の更新がされません。
つまり認定NPO法人であるという事は、管理体制がしっかりしている法人であり、適正な法人運営がなされていることの証明でもあります。
そして認定NPO法人に寄付した場合、寄付者は寄付金控除を受けることができます。
寄付した金額の約4割(東京都では5割のケースも)も返ってくることも!
認定NPO法人への寄付は、そうではない団体への寄付よりかなりお得です。
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TABLE FOR TWOの評判は? まとめ
TABLE FOR TWOへの口コミを見ていくと、事務所の家賃も寄付から出しているのなら、わざわざ六本木じゃなくていいのではないかと言った批判もあります。
他の団体でも、東京の一等地に本社事務所があったりしますね。。。
ただこの先はリモートが普及して、立派な本社や事務所は無くなっていくのではないでしょうか。
一方で、TABLE FOR TWOの考案した途上国の飢餓問題と、先進国の肥満問題を同時に解決する方法に共感したという意見も多いです。
活動報告や会計報告も公式サイトで公開していて、寄附金控除も受けれる認定NPO法人なので、寄付しても大丈夫な団体と考えていいでしょう。
TABLE FOR TWO以外で興味深い団体は?
通常の寄付も素晴らしいことではありますが、その後に誰の役に立ったのかちょっと分かりにくい面があります。
例えば、ワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップという寄付では、厳しい環境にいる海外の子ども1人と寄付者(自分)だけの交流ができます。
さらにちょっとハードルは高いですが、その子が住んでいる現地訪問ツアーも可能!
飽きっぽい私でも、充実感をもって4年間続けることができている寄付です。
➤➤➤【1人の子どもと1対1の支援プログラム】
※チャイルドスポンサーシップでは寄付金控除が適用されるので、寄付額の約4割ほどが戻ってきます。