国境なき医師団は世界中で医療援助活動をする民間団体。
その活動で1999年にノーベル平和賞を受賞しています。
とは言え、本当にクリーンな団体なのかはチェックしてみないと分からないもの。
寄付はどこがいい？という記事にも書きましたが、やはり寄付する側にも充実感や納得感があるほうが楽しく続けられます。
そこでこの記事では【国境なき医師団が寄付しても大丈夫な団体なのか】を検証していきます！
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目次
国境なき医師団への寄付の評判は？
寄付を狙った部外者の詐欺行為
国境なき医師団とは関係のない部外者からの詐欺行為が報告されています。
もちろん国境なき医師団は被害者側ですが勘違いされることも多いようです。
何者かが国境なき医師団のスタッフをよそおい、最近ではSNS（フェイスブックやツイッターなど）を使って個人情報や資金援助を求めてきます。
しかも国境なき医師団の偽のIDカードを出してくる輩もいるとか！
国境なき医師団では、スタッフが個人的に寄付や資金援助をつのることはないので、絶対に支払わないように注意しましょう。
とは言え、手口は年々巧妙になっているので、以下にいままでにあったスタッフを名乗る詐欺事例を紹介します。
❶交際や結婚を申し込まれるなどして親密になり、荷物の受け取りや金銭の授受のために個人情報（名前、住所、電話番号、パスポート番号、LINEなどのID）を聞き出そうとした。
❷休暇申請、日本への渡航に際し、信頼できる人の個人情報が必要なため名前、住所、電話番号、パスポート番号、LINEなどのIDを聞き出そうとした。
❸活動に必要な医薬品などを購入するためとして、個人宛に金銭を支払うよう要求してきた。
❹援助活動地（紛争発生国など）から日本に退避、退職、渡航、または帰国するための費用（航空運賃、家財、荷物の送付、日本での生活準備費用など）を要求してきた。
❺荷物の受け取りを依頼、運送会社より受け取りのための費用（約40万円）を請求してきた。
❻現金や高価な贈り物が、積み替え港、到着港、到着空港の税関で差し押さえられ、その関税や解除金、罰金を当局に支払う必要があるとして金銭（約40万円）を要求してきた。
➐当該人物に緊急事態が生じ（紛争地下での誘拐、負傷、病気、入院など）、身代金、入院費用などの送金を要求してきた。
❽日本に退避、帰国後、クリニックなどの開設をしたいと費用を要求してきた。
出典：国境なき医師団公式サイト
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日本人スタッフになりすますだけでなく、アメリカ・イギリスなどの外国人がスタッフになりすましてくる事例も多いようです。
とくにマッチングアプリや出会い系サイトで知り合い、交際や結婚を申し込まれて、さまざまな金銭的要求をしてくるとか。
これを「国際ロマンス詐欺」と言います。
しかも最近では恋愛問題だけでなく、年配の女性に甘えて安心させ、自分の波乱万丈な人生をでっち上げて同情を買う手口も。
とにかく「すぐにお金が必要なんだ！」という相手には注意し、金銭的要求があった時には絶対に支払わないようにしましょう！
ダイレクトメールに不信感を持つ人も
国境なき医師団から届くダイレクトメールに対して不信感を持つ人も中にはいます。
こちらは本物の国境なき医師団が寄付をお願いするためのダイレクトメールなのですが、問題点が２つあります。
１つは中に入っているボールペンに対して。
こんなボールペンにお金をかけずに、ちゃんと支援に充てるべきだという意見です。
とくに日本では、自分が寄付したお金を100％困っている人に届けるべきと考える人が多いです。
「自分が寄付したお金が宣伝広告費に使われているかもしれないなんて！」と感じる気持ちも分からなくはありません。
でも実際には、広報活動にお金をかければ募金総額も大きくなるので支援できる金額が膨らみます。
どうしても気になる人は、自分以外の人の寄付が広告宣伝費に使われていると思い込むようにするといいかもしれませんね。
ただボールペンまで付ける必要があるかどうかは、無い場合と比べて、寄付がどれだけ増えたかによるでしょう。
国境なき医師団側でABテストをして、ボールペンをつけたほうが寄付が集まるからこそおこなっているのでしょう。
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そして2つ目が、国境なき医師団に寄付したことがないのに、自分の住所宛にダイレクトメールが届いていることに対する不信感です。
たしかに利用したこともない企業からダイレクトメールが来たら、どこで自分の住所を手に入れたのか気になりますよね。
国境なき医師団は公式サイトのほうで、個人情報の取得方法をくわしく掲載しています。
それこそさまざまな業者から個人情報を入手していることが分かります。
ただし入手先の事業者が、個人情報保護法を遵守しているかを確認したうえで入手しているとのこと。
他にもフェイスブックやツイッターなど、SNSから個人情報を取得することもあるようです。
ただしこちらも、情報を取得するのは本人がアカウント設定で許可している場合のみとのことです。
ただそれでもダイレクトメールを停止したい方は、国境なき医師団公式サイトのダイレクトメール停止受付フォームから停止することができます。
国境なき医師団で寄付金控除は受けられる？
国境なき医師団日本への寄付は寄付金控除を受けることができます。
2013年に東京都から認定NPO法人の認定を受け税制優遇措置の対象となっています。
寄付金控除には所得控除と税額控除の2種類があり、どちらか得なほうを選ぶことが可能です。
ただ確定申告をする必要があり、年末調整で申告することはできません。
税額控除を選んだほうがお得なケースが多いと思いますが、一部所得税率が高い人は所得控除のほうが得になります。
国境なき医師団への寄付はすぐにやめることができる？
国境なき医師団への月々の寄付をしてきたけど、さまざまな理由ですぐにやめたいという場合もでてくることでしょう。
毎月の寄付をしてきた方は、こちらから寄付停止の連絡をしないと自動で継続されます。
国境なき医師団公式サイトから解約申請ができますが、ちょっと分かりにくいかもしれません。
公式サイトに明記されてはないようですが、電話で解約できたという方もいるので以下に掲載しておきます。
電話：0120-999-199（平日9:00〜18:00、土日祝日・年末年始休業／通話料無料）
国境なき医師団の寄付への評判は？寄付をやめることはできる？ まとめ
国境なき医師団に限らず、どうしても慈善団体は怪しいと思われがちです。
実際に以前、NPO団体を隠れ蓑にして活動する詐欺団体や暴力団が存在していたことも影響しているのでしょう。
なので厳しい目で監視することは大切。
しかし「ただなんとなく胡散臭いから支援しない。」というのでは、被害をこうむるのは現地で困っている人たちです。
ですのでただネットで見たからではなく、肯定する人の意見・否定する人の意見の両方をまず知ること。
そして客観的に見て自分はどう思うのかで、支援するのかしないのかを決めていくといいでしょう。
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私がこれまで寄付してきた中で、もっとも手ごたえがあった寄付先をご紹介します。
ワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップという寄付で、厳しい環境にいる海外の子ども１人と「手紙や写真のやりとり」ができます。
しかもその子とやりとりができるのは自分だけ。
飽きっぽい私でも６年続けています。
特定の子のことを思い浮かべながら支援できるので、サポート出来ている充実感が強いです。
さらに希望すればその子が住んでいるところへ「現地訪問」することも可能。
ぜひチェックしてみてくださいね。
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