決してお金に余裕があるわけじゃないけれど、「少しでも厳しい環境にいる人たちを支援したい」という方は多いのではないでしょうか。
しかしあなたが寄付した大切なお金は、間違いなくその人たちに届けられているのでしょうか?
そこでこの記事では【寄付はどこがいいのか・信頼できる団体はどこなのか】について、私(管理人)の実体験もふまえてご紹介していきます。
寄付はどこがいいかを決める前に
ひとくちに寄付といってもかなり幅広いジャンルがあります。
短期間で解決できる問題への寄付。
長い時間をかけて取り組まないと解決できない問題への寄付などさまざまです。
そこでまずはあなたが「寄付したい!支援したい!」と思っているところが
・地域の身近なところ
・日本国内の困っているところ
・世界の遠く離れたところ
のどれなのかを考えてみましょう。
地域の身近なところへの寄付
地域の身近な寄付先なら、障害者施設や児童養護施設、自分が以前にお世話になった病院などがあります。
自分が助けたいと思って寄付を申し出れば、ほとんどの場合は感謝して受け取ってくれるでしょう。
日本国内の困っているところへの寄付
日本国内の困っている場所ですと、やはりその年の被災地が挙げられます。
日本は世界の国単位で見ても、とても災害が多い国ですよね。
毎年、次から次へと地震・台風・大雨・洪水・土砂崩れなどが起きます。
全部の災害に個人が寄付するのは並大抵のことではありません。
ですからあえて災害から数年経過して「忘れられてしまっているところへの寄付」などにしぼってみるといいかもしれませんね。
またあなたが個人的に思い入れのある土地への寄付でもいいでしょう。
世界の遠く離れたところへの寄付
そして視野をさらに世界に広げてみると、支援を必要としている国や人々の数は膨大になっていきます。
個人ができることの小ささに無力感を感じて、結局のところ何も出来ていないという方も多いのではないでしょうか。
以前の私がそうでした。(笑)
でも今や世界はインターネットでつながって、とてもコンパクトになっています。
支援するスピードもどんどん上がってきているので、決して「焼け石に水」ではありません。
そしてこれは私個人の考えですが、寄付をする金額については、あなたが自己犠牲と感じるほどの金額は出さなくていいと思います。
普段の自分の生活の中で「これは別に買わなくてよかったな」とか、「ちょっと無駄遣いだったかな」ということがあるかと思います。
そういうお金を寄付にまわせたら、あまり自己犠牲と感じなくて済むでしょう。
たとえば私の場合ですと
「車のローンが終わって、毎月数万円が引き落とされなくなった。」
「タバコをなんとかやめれたから、月に1万円浮くようになった。」
などで少し余裕が生まれました。(笑)
そうやって出てきた、少しの余裕を寄付することにしていきました。
すると意外なことに気がつきます。
それは困っている人たちと「自分の余っていた豊かさ」を分かち合うと、「こちらもたくさんの幸せをもらえる」という事実です。
こればかりは口で表現すればするほど、安っぽくなってしまうので是非とも体感していただきたいと思います。
「寄付はどこがいいか」を私の実体験から
私は過去にさまざまな団体へ単発的に寄付したことはあります。
決して悪くないはないのですが、いま一つ役にたってるのかどうかの実感がありませんでした。
そもそも寄付をして、それが役立っているという実感を求めること自体が間違いだという意見もあるでしょう。
しかし自分の寄付が役立っている実感は「あるに越したことはない」と感じています。(笑)
私自身それが寄付を継続する意欲につながっているからです。
そしてそれを強く感じさせてくれた寄付のが、ワールドビジョンという団体の「チャイルドスポンサーシップ」という寄付です。
厳しい環境で暮らす外国の子ども1人と寄付する人(自分)だけが、手紙や写真のやりとりをすることができます。
ところがチャイルドスポンサーシップは、毎月4,500円の寄付ですから決して安くはありません。
ただ寄付金控除で最大4割ほど返ってくるため、毎月3,000円を切るくらいとなります。
「1日あたり100円ほどなら続けれるかな。。。」と考え、思い切って寄付をしてみることにしました。➤➤➤【1人の子どもを1対1で支援するプログラム】
以下に、私のチャイルドスポンサーシップ体験の流れをまとめています。
まず上のように、支援する子どもの「住んでいる地域」「性別」を選ぶことができます。
私は、個人的に関心の強い「アジア」の子どもを支援することにしました。
登録すると2,3日で、「支援する子どもの資料」が送られてきました。
これからサポートしていく「チャイルド(子ども)への手紙の書き方」がくわしく書いてあります。
ほかには、ワールドビジョンサイト上での「自分専用ページの見方」などが書かれています。
私はこの女の子を支援することにしました。
「奥さんの子どもの頃に似ている」というのが理由です。(笑)
ワールドビジョンの大きな特徴は、先にも書いたように「特定の子ども1人とやりとりする」というシステムです。
こちらで寄付をストップしない限り、その子どもと何年という単位で交流していきます。
ただこちらの都合で支援するのが厳しくなった場合は、ホームページからすぐに解約することができます。
とは言え、末永く続けれればそれに越したことはありませんよね。
「支援する子どもの情報」や「住んでいる国の情報」も教えてもらえます。
そして手紙のやりとりも頻繁にできます。
私がサポートしているネパールの女の子は、サポートを始めた当時まだ5歳でした。
なので、手紙はお母さんや家族の方が書かれていました。
でもちゃんと本人が書いた絵も添えられていたのがとてもうれしかったです。
もちろんワールドビジョンのほうで日本語に翻訳してくれます。
のちに英語での翻訳のほうが手紙が来るのが早いと知り、今は英語翻訳で受け取っています。
だいたいは分かります。(笑)
上の写真は、支援している女の子が頑張って書いてくれた絵です。
ネパールの国旗と代表的な鳥のようですね。
遠い異国の子どもからの手紙はとてもうれしいものです。
でもじつは、相手の子どものほうも「こちらからの手紙」をとても喜んでくれているそうです。
家のかべに貼って、遠い日本を想像してくれているのだとか。
ほかにもワールドビジョンのサイトに、会員専用ページがあります。
そこでは、チャイルドが暮らす地域の様子を動画で見ることができます。
そしてさらに驚くのは、サポートしている子どもの元へに会いに行くことができる点です。
いつの日か対面できた時、どんな感情になるのか。。。とても待ち遠しいです。
➤➤➤【1人の子どもを1対1で支援するプログラム】
チャイルドに「バースデーカード」を送ってみた!
先日ワールドビジョンのほうから、私の支援しているネパールのチャイルドの誕生日が近いということで、「バースデーカードを送ってみませんか?」という手紙がきました。
なかには、日本の特徴を表現した「バースデーカード」が入っていました。
内側には「チャイルド(子ども)の情報」が書いてあるのでお見せできませんが、自分や家族の写真を貼ったりメッセージを書いたりできます。
「バースデーカードの書き方」「エアーメールの送り方」が、詳しく説明してあるので、すぐに仕上げることができました。
バースデーカードだけなら、たったの「90円」でネパールまで届くそうです!
ちなみにシールやステッカーなども入れることができます。
26グラムを超えると「160円」になりますが、それでもそんな金額でネパールの奥地まで届くことに驚きました。
無事に届きますように!(返事が楽しみです。)
⇓ 後日、返事が届きました! ⇓
チャイルドから写真とお手紙が届きました!
チャイルドスポンサーシップで支援しているネパールの女の子から、写真とお手紙が届きました!
その成長にビックリ!
こちらが支援をはじめた頃の5年前の写真↓
こちらが先日送られてきた写真↓
すっかりお姉さんぽくなっていて、なんとも不思議な感じがします。
うちの子も女の子でかなりおしゃべりですが、やはり彼女もおしゃべりなのでしょうか。(笑)
興味がある方は、ワールドビジョンの【1人の子どもを1対1で支援するプログラム】をチェックしてみてくださいね。
寄付はどこがいいかを私が考え始めた理由
さて次に私が寄付をし始めたキッカケについて聞いていただければと思います。
我が家では妻が「てんかん」と「発達障害」を持っており、お金の管理がかなり苦手です。
そういうこともあって、夫である私が「お金の管理」をしています。
寄付はもちろんいいことだとは思います。
しかし「家族のお金」でもある以上、しっかり話し合っておかないと後で揉める原因になります。
家族からすれば、よくわからない団体に「家族の大切なお金を。。。」と思うこともあるはずだからです。
どんな寄付でも、家計が苦しくなった時にはすぐに打ち切ることができます。
その事をきちんと伝えて、家族の了解を得てから寄付を始めるのがいいと思います。
また私自身、40歳を過ぎてから「残りの人生」を意識するようになりました。
私の親族の男性たちの寿命は短く、70歳まで生きた人がいないほどです。。。
去年も親の兄弟である、おじが病気で2人も亡くなりました。
65歳と63歳でした。
私の年齢から引き算すると、あと20年ほどしかありません。
40年間の人生で、他人が驚くような特別すごい事は何も出来ませんでした。。。
それでも一応やりたい仕事につけて、家庭を持つこともできました。
私の両親も妻の両親もまだ元気です。
18歳の時に「引きこもり」をしていた自分としては、充分に幸せだと言えます。
なので、せめてここからはもう少し「他の人のために人生を使いたい」と思い始めました。
うちの子どもたちを責めるわけではないのですが、学校に行くことに疑問が多いようで文句がかなり多いです。(笑)
また毎日食べることに困ったことがないせいか、面倒くさそうに超早食いで終わらせます。
でも「子どもは親をうつす鏡」です。
このような振る舞いを、「きっと自分自身もやっていたのだろう」と思うのです。
なぜ私はそんな態度をとっていたのか。
おそらくそれは「世界を知らなかったから」だと思います。
昔、テレビや学校で見せられた「世界の戦争や貧困の映像」に、ぜんぜんピンとこなかったことを思い出します。
それはなぜか?
「本当にリアルでひどい映像」はカットされていたからです。
たしかに子どもによっては、リアルな映像で悪影響が出てしまう場合もあるでしょうから、仕方のないことかもしれません。
でもいま40代になって思うのは、私のトラウマになってもいいから、「世界で起こっているリアルなひどい映像を見せて欲しかったな。」ということ。
それを見ていたら、なんとなく「学校に行きたくない」だの、「今日のご飯が気に入らない」など言えなかっただろうなと。
その国の人たちは、その時まさに死に直面していたわけですからね。。。
でもまだ自分は生きています。
手取り19万円のサラリーマンでも出来る事があるはず。
そこで毎年かならず1回は、貯金をはたいてでも「アジアの国」を旅することにしています。
とは言え、観光地を周るだけでは浅い旅で終わってしまいます。
そこで現地のことをもっと深く学べる「スタディツアー」に参加しています。
うちの子どもの言動を否定する前に、親である自分がもっと学んでいかなければと思います。
ただ現地に行けないときも、常に海外の子どもたちの存在を意識していたい。
そのひとつの取り組みとして【1人の子どもと1対1の支援プログラム】に参加しはじめたというわけです。
寄付金控除について
寄付金控除は、1年のあいだに寄付した金額に応じて、納税額を軽減できる制度です。
日本は世界的に見ても、寄付する人も金額も少ないため、それを促進するために税制上の優遇措置がもうけられました。
確定申告をする必要があるので難しく感じるかもしれません。
でも寄付金控除だけの確定申告ならかなり簡単です。
確定申告と縁がないサラリーマンの私でも、ちょっとネットで調べるだけで簡単に出来ました。
さらにワールドビジョン(ジャパン)のような、東京都から認定NPO法人と認められている団体は、さらにお得な寄付金特別控除を受けることが可能。
以下のように、月4,500円の寄付でも、実質負担額が2,700円程度になります。
【個人で1年間支援した場合の例】
・チャイルドスポンサーシップ1か月の寄付額 4,500円(年間54,000円)
・税額控除を受けた場合の1か月あたりの還付額 1,733円
・1か月あたりの実質負担額 4,500円-1,733円=2,767円!
※30日で換算すると、1日あたり約92円!
実質負担が月に3,000円以下というのが、私が寄付を継続できている大きなポイントだと感じています。
➤➤➤【1人の子どもと1対1の支援プログラム】
寄付はどこがいい? まとめ
どんなに大手の立派な団体であっても、他人のお金を扱っていると魔が差す人が出てくる可能性はあります。
とは言え、疑ってばかりいては一生寄付することができませんよね。(笑)
ですから自分なりに「寄付先を調べて納得しておくこと」が大切だと思います。
私は4年前に「寄付はどこがいいか?」を考え始め、たまたま信頼できてしかも面白そうな団体を見つけました。
それがワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップで、どんどん大きくなる子どもの写真を見るたびに支援できている実感が湧きます。
サポートを始めた5年前の写真↓
先日送られてきたの写真↓
↑私が担当しているカウシラちゃん
ワールドビジョンの寄付では、厳しい環境で暮らす外国の子ども1人と、支援する人(自分)だけが手紙や写真などのやりとりをします。
さらにその子が住んでいる国へ現地訪問することも!
私はまだ現地訪問が実現していません。
しかし手紙のやりとりで、支援している女の子の家族とも交流できているので、異国の地に少しずつ友人が増えているようでとてもうれしいです。
➤➤➤【1人の子どもと1対1の支援プログラム】
※寄付金特別控除が適用されます。
私が6年間続けている寄付があります。
ワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップという寄付で、厳しい環境にいる海外の子ども1人とマンツーマンで「手紙や写真のやりとり」ができます。
特定の子ども1人を思い浮かべながら支援できるので、サポート出来ている実感が強いです。
毎月4,500円と決して安い金額ではないですが、楽しく続けることが出来ています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
➤➤➤【1人の子どもと1対1の支援プログラム】
また「プランインターナショナルジャパン」も、海外の子ども1人と交流しながら、毎月支援する寄付をおこなっています。
こちらは毎月3,000円の寄付もあり、子どもの住んでいる地域や性別も選ぶことができます。