スポンサーリンク
目次
統合失調症患者の特徴
多くの統合失調症患者のおもな特徴は以下の通りになり、その症状の強弱は、かかってからの年数や時期で大きな差があります。
・考えがまとまらない
・行動意欲が無くなる
・幻聴や幻覚が起こる
以上のような様子が見られたら、世間体など気にせず、早めに病院で見てもらうことをおすすめします。弱い薬から飲み始めることになると思いますが、早く診てもらったほうがすぐに改善することもあるからです。
ただ統合失調症の初期の頃は、医者でも統合失調症にかかっているかどうかの判断が難しいようです。
また家族内でも、身内の統合失調症を認めたくない気持ちも潜在的にあるでしょうから、どうしても統合失調症への本格的な治療は遅れがちに。。。
私の娘が正式に統合失調症と診断されたのは、幻聴が出はじめてから4年後でした。
幻聴が聞こえるようになった初期に、飲んでいる薬を調べると統合失調症の薬だったので、「統合失調症ということなんですよね?」と聞くと、「いやまだ20歳じゃないから統合失調症ではない。」という返事でした。10代で統合失調症の方はたくさんいると思うのですが。。。
ただその病院は自宅から近くて、性格的にも無難な先生を怒らせるのはイヤだったので、それ以上は聞きませんでした。
とは言え、治療開始が年単位で遅れると、重い症状まで進んでしまって回復も困難になる傾向があるようです。
統合失調症にかかる方は世界中にいて、人口の約1%がかかっているとされています。また発生率に男女差はありません。
個人差はあるものの、統合失調症にかかると学校・仕事場での人間関係に悪影響が出やすくなり、自分一人で生活していくのは困難なケースがほとんどのようです。
私の娘の場合も、中学二年生から人間関係がうまくいかず、家に帰ってきた途端、大声で泣き叫ぶようになりました。
その後徐々に幻聴が始まり、長くて半日、早いと一時間目終了時に先生から電話がかかってきて会社から迎えに行っていました。
スポンサーリンク
統合失調症の前段階の特徴
次に統合失調症に本格的にかかる前の段階の行動で多いのは以下の通りです。
・引きこもり
・言っていることが滅茶苦茶
・人を疑う気持ちがとても強い
このような状態であっても、本人が病院に行くことを拒んだり、世間体を気にして家族内で解決しようとしがちです。
しかし多くの場合、良くない結果になりがちなので、家族で優しく説得して病院へ行ったほうがいいでしょう。ただ強い口調での説得は、より心を閉じてしまいますから、冷静に話すことが出来ない方には、ちょっと外れていてもらうことが大事だと思います。
私の場合、娘の統合失調症の話し合いをする時は、私の父親(70代)と妻の父親(70代)には絶対に離れてもらいます。(笑)
統合失調症患者の話し方
統合失調症は精神疾患の中でも、特に「話し方」に異常を感じやすい疾患です。
家族や周囲の方がすぐに気づいて、早めに治療を受けられれば、そのぶん治る確率が上がると言われています。
統合失調症患者特有の話し方として、おもに以下のものがあげられます。
・話が噛み合わない
・被害妄想的な発言が増える
・単純な言葉が出てこない
一つずつ見ていきましょう。
話が噛み合わない
話したい気持ちだけ先行して、言っている内容がポンポン変わったりすることがあります。言われているほうは、「は?」となることが増えるため、相手のそのリアクションに苛立ちをあらわにすることも。
被害妄想を訴えだす
テレビの出演者が「自分の悪口を言ってくる」と言い出したり、たまたま見かけた人に対して「自分のことを探っている」などと言い出します。
単純な言葉が出てこない
短期記憶や認知機能の低下によって、簡単な単語が出てこなくなったり、話し方が幼稚になったりします。
さて、これら3つの中でも特に妄想的な発言が出てくると、家族としても何となく怖いと感じることでしょう。
しかし本人には確かにそう聞こえている(脳で鳴っている)ので、世間体など気にせず、落ち着いた状況で話し合いをし、精神科に一緒についていってあげることをおすすめします。
スポンサーリンク
統合失調症患者の話し方や特徴 まとめ
自分の家族に、統合失調症の特有の話し方や特徴が出てきた時には、ほとんどの方がショックなはずです。しかし7割くらいの方は、早めに投薬を始めることで症状が改善しているそうです。
ですので症状が出ている方を責めたり否定したりせず(悪化します)、一緒に病院へ行って診てもらってください。
うちの娘は残念ながら、投薬で改善する7割には入らず徐々に悪化していますが、決してあきらめずに残された治療方法を検討しています。
私の娘の統合失調症になり始めから、現在に至るまでを記事にまとめてありますので、参考までに読んでいただければ幸いです。
私は海外の貧困地域の子ども1人と、手紙や写真のやりとりをしながら支援できる寄付をしています。
プランインターナショナルジャパンという国際NGO団体で、子どもの住んでいる地域や性別を選ぶこともできて、寄付額も月3,000円・4,000円・5,000円の中から選べます。
私が寄付を始めて、手紙のやりとりすることになったチャイルドは、ネパールに住むShaishra(シャイシラ)ちゃん。
送られてくるプロフィールから、生年月日・国名・地域名・言語・宗教・家族構成などが分かります。
興味のある方は是非チェックしてみてください。