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目次
統合失調症患者にしてはいけないこと
現時点では、統合失調症のハッキリとした原因はまだ特定されていませんが、おそらく生まれつき脳内のドーパミンが過剰に放出されて、ゆっくりと脳にダメージが蓄積され、社会的なストレスが引き金となって発症すると言われています。
約100人に1人の割合で統合失調症にかかるため、ご近所のご家族の誰かがかかっていることも普通にあります。
また医学の発達により、統合失調症患者の約7割の方が、病院で処方される薬で改善するようになってきています。
しかしいくら薬が良くなっていても、家族や周囲の対応がまずいと症状は悪化し再発の恐れも出てきます。
まずは特に親や兄弟、家族がやってしまいがちな、「統合失調症患者にしてはいけないこと」を以下にあげていきます。
・一方的に話す
・おかしい点やミスを指摘し過ぎる
・あいまいな言い方をする
・一度にたくさんのことを言う
・雑な対応で済ます
・何でもやってあげる
・自分を犠牲にし過ぎる
これらのことは私も私の家族も娘に対して気をつけていますが、なかなか徹底することができず、衝突を繰り返してきました。
しかし連携してこれらのことを守れている時は、やはり娘も爆発を起こすことが少ないです。それでは1つずつ見ていきましょう。
一方的に話す
話すのが得意な人や好きな人は、ついつい一方的に話してしまいがちですよね。病気でない人でも疲れる場合があるぐらいですから、統合失調症の方にとってはかなり負担になりやすいです。
おかしい点やミスを指摘し過ぎる
統合失調症患者は、幻聴や妄想を本当の現実のことのように感じています。私の娘も幻聴がありますが、その音量は現実にしゃべっている人と同じくらいの音量だから区別がつかないそうです。いちいち細かい点を訂正されても、混乱して発狂し兼ねないので要注意です。
あいまいな言い方をする
統合失調症患者は、認知機能が低下していることも多いので、ハッキリしない言い方は返って混乱を生みます。思いやりのつもりで「すぐじゃなくてもいいよ。」とか「明日の出発は早めだよー」なんて言っても混乱させることになります。
一度にたくさんのことを言う
統合失調症になると、多くの方が以前よりも知能や記憶力が低下するようです。なので患者さんによっては1つのことを記憶して、それを行動に移すことで精一杯な場合も。
知能や記憶力の低下の度合いには個人差がありますが、本人は以前の自分の能力じゃないことにストレスを感じているケースが多いようです。
雑な対応で済ます
家族としては、毎日毎日患者さんのよく分からない言動に「そうだね〜」「そうなんだあ〜」ととりあえず共感しておくという日々が続きます。
家族だって自分のことで精いっぱいの時も当然ありますから、時にめんどくさくて雑な返答になることもあるでしょう。
何でもやってあげる
今度は逆に過保護になりすぎるというケース。良かれと思ってのことだとは思いますが、患者さんが出来ることまで出来なくなってしまいます。
自分を犠牲にし過ぎる
責任感の強い方に気をつけていただきたいのが許容範囲を超えた自己犠牲です。
特に統合失調症は、数年で治る方は稀ですから、無理をしているとすぐに限界がきます。
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統合失調症患者の回復につながる接し方
統合失調症の原因は、依然としてハッキリとはしていませんが、生まれつき脳内のドーパミンが過剰に出ていて、長いあいだ脳に何らかのダメージを受けている方が、家庭的ストレスや社会的ストレスが引き金となって発症すると考えられています。
仮に投薬によって状態が改善されても、家族や周囲の人の接し方がまずいとすぐに再発してしまいます。
そこで統合失調症患者への回復につながる接し方について説明していきます。
・話のまちがいを指摘せずうなずきながら聞いてあげる
・1つのことだけ伝える
・余計な一言に気をつける
・言い合いになってきたら一度休憩
・やってくれたことを褒める
・つかず離れずバランスよく
話のまちがいを指摘せずうなずきながら聞いてあげる
統合失調症をわずらっている方は、幻聴や妄想・知能や記憶力の低下によって、支離滅裂なことを言うことも。それをいちいち指摘すると、本人が混乱して大きく衝突する可能性があります。
内容はともかく、本人が話したいという気持ちがあるだけことで良しとして、ゆったりとした状況でうなずきながら話を聞いてあげることが大切です。
1つのことだけ伝える
統合失調症の方は、幻聴などが聞こえていたり、知能や記憶力の低下によって、一度にたくさんのことを話しても混乱する場合があります。私の娘の場合、「これだけ噛みくだいて伝えてもダメか。。。」ということも多いです。でもそれを表情に出すと、頭をかきむしって混乱し出すので常に冷静さが求められます。(笑)
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統合失調症患者にしてはいけないこと まとめ
「統合失調症の方にしてはいけないこと」というのは、統合失調症の娘を持つ私としても結構ハードルが高いです。
幻聴は本人にしか聞こえませんし、感情の起伏も激しいので、言い方によっては家族が崩壊するような事態にまで発展することも冗談抜きであります。
「ここまで簡単に言ってもダメか?」と思うことも多いですが、それを表情に出す事もとても危険です。
ですので出来ることなら1対1のやりとりは避けて、もう1人家族の誰かが見守る状態でやりとりするほうが安心です。(2人で輪をかけて患者さんにしゃべるのはもってのほかです)
ますます統合失調症の方と接するのが不安になるかもしれませんね。
私も相談できる家族はいますが、やはりそれだけではかなり煮詰まっていました。
そこでネット検索で見つけたのが「みんなネットサロン」。ネット検索ではなかなか当事者家族の声は多くありませんでした。
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