カタリバというのは、2001年に当時大学生だった今村久美さんが立ち上げた、おもに高校生を対象にした教育支援NPO団体です。
しかし仮に有名な団体であっても、まったく調べもせずに寄付してしまうのは後悔につながることも。
そこでこの記事では【カタリバは寄付してもいい団体なのか?】についてくわしく検証していきます。
忙しい方のために結論!
カタリバの代表的な取り組みは、高校生の意欲を引き出すキャリア学習プログラムのカタリ場ですが、同じ学校から再度要請があったりと、実際に体験した人からしっかりと支持されています。
また、たくさんの有名企業から支援を受けていることからも、信頼できる団体と考えていいでしょう。
ただもう少し他の寄付先も検討したいという方は、以下の記事をご覧いただければと思います。➤➤➤「寄付をするならどこがいい?」
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目次
カタリバの活動内容は?
カタリバを設立した今井久美さんは、多くの大学生が就職活動を始めてようやく、自分の将来を考えはじめることに気付きました。
もっと早く大学1年いや高校生の頃から、将来について考えるキッカケを与えてくれる場面があったら。
そうした思いから、少しずつ仲間を増やし議論を深めていきました。
そして「カタリ場」という、高校生対象の意欲を引き出すキャリア学習プログラムが出来上がりました。
現在では、年間300校以上の全国の高校でおこなわれています。
カタリバの活動は、他にも無料の放課後教室での居場所作りや学習支援をしたりしています。
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例えば、
・家庭環境や経済的な理由で、進学や夢をあきらめたりやりたいことが出来ない子
・災害で大切な日常が奪われ、心身ともに疲弊して未来への夢や希望が持てなくなった子
など、様々な悩みと困難を抱えた子どもたちに希望を与える活動をしています。
具体的には勉強する習慣を身につけるための自習室の運営。
本音が話せるような居場所の提供、音楽や物を作るなどの創作活動などです。
他にも食事を一緒に作って、みんなで食卓を囲むという活動もあります。
現在その施設は、岩手県、宮城県、福島県、東京都×3、島根県で、カタリバ本部は東京都にあります。
そして2020年3月からは、コロナ渦の子どもたちへの教育支援もスタートしました。
コロナで子どもたちの普段の生活や、学校生活にも大きな影響がありました。
そんななかでカタリバは、食事支援をお弁当配布型に切り替えたりして対応しています。
他にもビデオ通話による居場所の提供と学習支援。
パソコンやWi-Fi機器無償貸与などに取り組んでいます。
カタリバ代表の今村さんってどんな人?
2001年にNPOカタリバを設立し、高校生たちのためのキャリア学習プログラム「カタリ場」を開始させた人物こそ今村久美さんです。
教育を学校の外側から新しくする仕事をしたい、という思いに友人だった三箇山優花さんも共感。
設立当初は大学生だったこともあり、なかなか思いが形にならないことにくじけそうになったことも多かったようです。
しかしたくさんの学校の先生や支援者に励まされ、なんとか20年間走り続けてこれたとか。
2011年東日本大震災以降は、子どもたちに学びの場と居場所を提供。
2020年には経済的事情を抱える家庭にパソコン・Wi‐Fiを無償貸与。
「キッカケプログラム」という学習支援をおこなうプログラムを開始しました。
今村さんは、樹木希林さんのように、最期まで好きな仕事をしながら生きていきたいと語っています。
カタリバの口コミ評判は?
まずカタリバへのあまり良くない口コミ評判のなかには、広告費に対する批判があります。
しかしほとんど慈善団体は、寄付総額の1~2割を団体の運営費(スタッフの給料も)や広告・広報活動に充てています。
そのほうがさらに寄付金を増やせて、活動を拡大しより大きな支援ができるからです。
ただ日本では、寄付した全額をそのまま困っている人たちへ届けるべきと考える人がまだまだ多いです。
また口コミや評判というのは、どうしても批判のほうが多くなりがち。
不満がある人は、どこかにその思いを吐き出したい気持ちが強いものです。
逆に団体に対して好感を持っている人は、その思いをそっと心にしまう人が多いようです。
ですので、ついつい批判を鵜呑みにしてしまうことに対して、私たちはもっと注意しなければいけませんね。
カタリバに寄付しても大丈夫?怪しい?
どんな団体や個人であっても100%信用できるということはないでしょう。
まさかあの企業が!まさかあの人が!ということはいくらでもありますよね。
だからといって、支援を一切しないというのでは世の中は変わらないまま。
やはり最後に決めるのは自分自身なので、自分なりに支援する対象をきちんと調べて、悔いが残らなさそうなところに寄付するといいでしょう。
そしてカタリバへの寄付を考える上で参考になるのは、一般企業からの寄付です。
寄付先に不祥事があった場合、支援企業も叩かれかねません。
ですから一般企業は、よほど信頼できる団体にしか寄付しないものです。
カタリバを支援している企業は以下の通りです。(企業名で分かりにくいところはサービス名で記載しています。)
サッポロホールディングス・NIKE・大戸屋・バンクオブアメリカ・チューリッヒ・メルカリ・チョイスホテルズ・ヤフー・TikTok・モルガンスタンレー・古本買取通販ドットコム・Twitter Japan・グーグル・ブラザー工業・明治安田生命保険・紀伊國屋書店・インヴァスト証券・アドビ・ソフトバンク など他多数
これだけ誰でも知っている企業が支援しているという事実があります。
カタリバを信用できるかどうかの判断基準の1つになるでしょう。
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カタリバの評判は?怪しい? まとめ
カタリバは20年近く、教育を学校の外側から新しくしたい!という思いを胸に活動している団体です。
代表的な取り組みは、高校生対象の意欲を引き出すキャリア学習プログラムのカタリ場。
同じ学校から再度要請があったりと、実際に体験した方たちからはしっかりと支持されています。
また、たくさんの有名企業から支援を受けていることからも、信頼できる団体と考えていいでしょう。
私は海外の貧困地域の子ども1人と、手紙や写真のやりとりをしながら支援できる寄付をしています。
「プランインターナショナル」という認定NPO法人で、子どもの住んでいる地域や性別を選ぶことができて、寄付額も月3,000円・4,000円・5,000円の中から選べます。
私が寄付を始めて、手紙のやりとりすることになったチャイルドは、ネパールに住むShaishra(シャイシラ)ちゃん。
送られてくるプロフィールから、生年月日・国名・地域名・言語・宗教・家族構成などが分かります。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
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