日本財団の前身は、笹川良一氏が率いる日本船舶振興会でした。
笹川氏が子どもたちと一緒に、「一日一善!」と言っているCMを見た40代以上の方も多いのではないでしょうか。
ただ寄付しても大丈夫なのかは迷う方もいるかもしれません。
そこでこの記事では【日本財団はどんな団体なのか?】についてご紹介していきます。
忙しい方のために結論
日本財団は前身の日本船舶振興会の時代から、収益の中心が「競艇」での利益でした。
そのためどこか怪しいと思われがちですが、競艇収益の大半で慈善事業をおこなっていて、民間からの寄付だけに頼っていないのです。
民間からの寄付を、全額支援先に届けることができるのは日本財団のすごさでしょう。
ただあなたがこれまで一般的な寄付をしたあとに、いま一つ手応えを感じられてないのであればご提案が一つ。
私は海外の貧困地域の子ども1人と、手紙や写真のやりとりをしながら支援できる寄付をしています。
プランインターナショナルという認定NPO法人で、子どもの住んでいる地域や性別を選ぶことも可能。
下の写真は、私が寄付を始めて手紙のやりとりすることになったチャイルドのネパールに住むShaishra(シャイシラ)ちゃん。
送られてくるプロフィールから、生年月日・国名・地域名・言語・宗教・家族構成などが分かります。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
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目次
日本財団とは?
日本財団は、障がい者支援、未成年者のサポート、災害復興支援など、各種の社会支援活動を行っている団体です。
特に「子どもサポートプロジェクト」が有名。
恵まれない家庭環境の子供達の養子縁組活動や難病にかかった子の支援、また不登校児の教育プロジェクト支援などを行っています。
また家の事情で進学できない子供達への奨学金支援、ちょっと変わったところでは「異才発掘プロジェクト」などもおこなっています。
また現代の子供達の実態、意識を調査するために、18歳意識調査という調査もしています。
選挙制度が代わり、18歳から投票権を与えることになります。
2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられることを受けての調査です。
毎回テーマを変えて、これまでに39回の調査が実施され結果が公開されています。
この調査は、日本財団の支援活動の方向性を探るために行われているものです。
他の団体でこういった調査を行っている所はなく、貴重な調査結果として注目を浴びています。
日本財団への評判は?
欧米では「望まれない出産」で生まれた子を養子に出す里親制度が普及しているけれど日本では、あまり普及していないからね。
けれど日本にだって「望まれない出産」はきっと沢山ある。それらが悲惨な事件につながる事も珍しくないと思う。
それは親にとっても不幸だけど、何の責任もない子供にまで不幸が及ぶのは、あまりにもひどすぎる。
日本財団のやっている養子縁組制度が先駆けとなってくれれば、それはとても素晴らしいことだと思うよ。
でも、ちゃんと法律で認められたギャンブルである、という点は競馬も同じでしょ?
そうやって集めたお金を色々な社会奉仕活動に使っているなら、それは「とても良いこと」だと思う。
政府や自治体は私達から集めた税金を使って行政サービスをしているけど、結局、日本では政治家や役人って偉そうにしてるだけ。
国民のことなんか、ちっとも考えていないように見える。
その役人がやってる中央競馬は儲かったお金を何に使っているのか、ちっとも分からないじゃない。
その点、日本財団はそうじゃない
日本財団のウクライナ寄付とは
日本財団では、ロシア侵攻によって日本に避難してきているウクライナ人の方々への生活費を支援しています。
戦争が始まってから、すでに2000人以上のウクライナ人が日本で避難生活を送っています。
戦争の終結がまったく見えない中で、慣れない土地での長期的な生活を考える必要も出てきています。
そこで日本財団では、ウクライナから避難してきた人たちを支援するための基金を立ち上げました。
高額な渡航費で日本に来るのをためらっていた方も、日本財団の支援を聞いてこちらに来れるようになったそうです。
ウクライナ避難民支援基金の使われ方は以下の通り。
・日本語学習の支援
・英語等の生活相談窓口
・生活に必要な物資(交通系ICカード等)の配付等
・花火大会やお祭りへの招待
・地域住民との交流スポーツで日本人の子ども達と触れ合う場作り
・避難民の皆さんが集まれる交流イベント等
日本財団が怪しいヤバいというのはデマ?
日本財団は初代会長の笹川良一氏が始めた社会奉仕活動が原点です。
そして動機がなんであれ多くの子供達を助けてきたことは事実。
また色々な災害に対し、無償で援助をしてきたのも事実です。
競艇が法律的に認められたのは戦後の混乱期で、国会のどさくさに紛れて、笹川良一氏が中心になって成立させたとされています。
しかしそれは他の公営ギャンブルも同じ。
日本財団が色々言われていたのは、初代会長の笹川良一氏が目立つ人だったということも大きいでしょう。
しかしその笹川良一氏も既に亡くなっています。
現在の日本財団は、財源がはっきりとしている社会奉仕を目的とした団体であり、闇の入り込む余地はないでしょう。
日本財団の笹川陽平会長はどんな人?
現会長である笹川陽平会長は、笹川良一氏の三男で社会運動家として知られています。
特にハンセン病の制圧に力を注いでおり、世界保健機構(WHO)のハンセン病制圧特別大使を務めてもいます。
彼がハンセン病に注力するようになったのは、父である良一氏とハンセン病療養所を訪問してからだそうです。
その時に患者の受ける社会的な差別、偏見に対し、強い怒りを覚えたことがきっかけとのこと。
ご存じのように日本でもハンセン病は、政府から悪い意味で特別扱いをされ、悲惨な状況にありました。
現在ではその方針は変わっていますが、世界的にハンセン病に対する差別、偏見は根強く残っています。
2008年の北京オリンピックの際、中国政府はオリンピック開催期間中にハンセン病患者の入出国を禁止しました。
すると陽平氏は即座に中国政府、オリンピック委員会に抗議し撤回をさせたということもありました。
父の良一氏、兄の堯氏が政治家なので、何となく政治色の強い家系と思われがちですが、笹川陽平氏は純粋な社会活動家だと感じます。
日本財団とは?ウクライナ寄付の評判は? まとめ
日本財団は前身の日本船舶振興会の時代から、収益の中心が競艇での利益でした。
そのためどこか怪しいと思われがちの面がありました。
しかし収益の大半で慈善事業をおこなっているということは、民間からの寄付だけに頼っていないわけです。
つまり他の団体のように寄付が団体の活動費になることもありません。
民間からの寄付を全額支援先に届けることができるのは日本財団のすごさでしょう。
私がこれまで寄付してきた中で、もっとも手ごたえがあった寄付先をご紹介します。
ワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップという寄付で、厳しい環境にいる海外の子ども1人と「手紙や写真のやりとり」ができます。
しかもその子とやりとりができるのは自分だけ。
飽きっぽい私でも6年続けています。
特定の子のことを思い浮かべながら支援できるので、サポート出来ている充実感が強いです。
さらに希望すればその子が住んでいるところへ「現地訪問」することも可能。
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