単純な作業の繰り返しより、もう少し誰かを助けるような仕事がしたいと考える人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では【人の心に寄り添う仕事について】資格なしでもできる仕事を中心にご紹介していきます!
スポンサーリンク
目次
資格なしで人の心に寄り添う仕事は?
ソーシャルビジネス団体で働く
さまざまな社会課題の解決を目指して活動するのがソーシャルビジネス団体です。
ホームレス支援や、空き家を活用した古民家カフェ、子ども食堂の運営もソーシャルビジネスの1つです。
画期的な点は、長年にわたり行政やボランティアがやってきた内容を、ビジネスという形で利益を団体と社会へ還元している点です。
寄付ばかりに頼らず、団体の事業収益で社会課題の解決と団体運営をおこなっています。
多くの社会課題の解決は、社会的に弱い立場の人たちへの支援につながるので、人の心に寄り添う仕事と言えるでしょう。
産業カウンセラーになる
会社の従業員やその家族の心のケアをする仕事としているのが、産業カウンセラーです。
産業カウンセラー本人の社会人経験とその年月が、この職業の資質となる要素は大きいでしょう。
大きな企業では、その企業内に産業カウンセラーが在籍しています。
例えば、労働環境が要因でメンタルで調子を崩したとき。
直属の上司に相談しづらいことも、会社内の産業カウンセラーになら安心して相談できます。
労働者の心に寄り添い、会社と働く人がいい関係を築くための役割を果たしています。
スポンサーリンク
キャリアコンサルタントになる
就職や転職を目指す人々を、成功へ導くための知識や技量を持っているのがキャリアコンサルタントです。
ハローワークへの来場者に対し、机を挟んで適職のためのアドバイスをする人も、キャリアコンサルタントの場合があります。
また、企業内にキャリアコンサルタントを置く企業もあります。
労働者と個別で対話し、人事の面で、企業と従業員がWINWINの関係になれるようにサポートします。
NPO・NGO団体で働く
高齢者や障害、貧困にあえぐ人々を対象として支援したり、環境問題の解決に取り組みます。
おもに国内の活動がNPO、国際的な活動をおこなう団体がNGOと分けることが多いです。
営利を追求しないという面で、様々な足かせや規制・制度(例えば介護保険制度など)から離れ、人の心に寄り添う活動ができます。
おもに民間の企業や個人からの寄付で運営されています。
しかし実際にはNPO・NGO団体を支えているのは、「資金力ではなく人力」と言われることもあるほど、団体のメンバー1人1人の能力の高さが求められます。
大きな資金力がなくても、同じ理念を持った仲間同士で立ち上げることが可能な団体とも言えます。
占い師になる
良縁や開運を求める人たちや、人生の岐路で進路や決断に迷う人の未来のためにアドバイスする仕事です。
占いは独学で極めていく人も多く、資格を保有していなくても人の心に寄り添うことは可能です。
しかし人の心に寄り添うことは、言葉で言うほど単純ではありません。
占いに頼ってくる人の心を、翻弄する占い師にならないための広い知識を体得する必要があります。
スポンサーリンク
資格ありの人の心に寄り添う仕事は?
スクールカウンセラーになる
学校に通う生徒や教師の精神ケアの担当者となっているのがスクールカウンセラーです。
学校に配属されますが、学業の面は教員に任せて、スクールカウンセラーは学生たち、教師たちの心理面に注視してケアをおこなっていきます。
時には保護者との会話も必要な業務です。
現在の子どもや教師、時には親たちが、潜在的に抱えている心の問題に、できる限り早期に気づき対応していく力が求められる仕事です。
ヨガインストラクターになる
ヨガは体の健康のみならず、心に安定をもたらす運動として注目されています。
10代の若い世代から後期高齢者世代まで、幅広い年代の人々からの需要があります。
ヨガの具体的なポーズのみならず、呼吸法の指導なども重要です。
心身共により豊かで安定した状態に導くのが、ヨガインストラクターに求められる心への寄り添い方でしょう。
介護士になる
福祉の分野で活躍するのが、障害者や高齢者といった人々をケアする介護士です。
介護士は、すべての職業の中で、サービス業の最たる者という言われ方をされることがあります。
それほどに、人の心に寄り添うという意味で、奥深い仕事と言えるでしょう。
人の心をそのサービス対象としているため、学び続けられる人に向いています。
生活相談員になる
介護や支援が必要である人の、人生の大切な部分に関わっていく業務をおこなうのが生活相談員です。
おもにデイサービス事業所や特別養護老人ホームなどで、利用者からの相談業務にあたります。
その他、利用者と各関係機関との連携を図るために、専門的な知識や技術を駆使します。
ソーシャルワーカーとも呼ばれます。
入居者の生活のお世話を担当する、グループホームの「世話人」とは異なる職業です。
保育士になる
引く手あまたな保育士の仕事は、幼児の人間性を育てるやりがいのある仕事です。
国家資格を有していれば、産休、育休、介護休などの休職制度を利用することができます。
子どもの心に寄り添う仕事の筆頭と言えますが、労働時間に対して賃金が低いのがネックです。
すぐに仕事を変えられない人が人の心に寄り添うには?
ボランティアに参加する
現在働いている仕事から、すぐに転職できない人でも、ボランティア活動で人の心に寄り添うことが可能です。
ボランティアは無償のボランティアだけでなく、最近では有償のボランティアも多く存在しています。
有償ボランティアとは、交通費支給など参加者の負担が少ないボランティアのことです。
お住いの地域に存在している社会福祉協議会を通して、あなたに合ったボランティアを紹介してもらうことができます。
興味のある慈善団体に寄付する
表立った活動に参加するのに抵抗がある人は、寄付という方法でも人の心に寄り添うことができます。
それも適当に寄付するのではなく、あなたの興味が持てる支援活動をしている慈善団体に寄付するのがおすすめ。
寄付はどこがいい?という記事にも書きましたが、やはり寄付する側にも充実感や納得感があるほうが楽しく続けられます。
そのほうが寄付したあとも、支援先に対してより興味が湧いて思いもよらなかったつながりが生まれたりします。
いのちの電話相談員になる
自殺予防を目的に、人の話を聞くのがいのちの電話相談員です。
深く思いつめるようになった人々と接するには、深い学びと柔軟なコミュニケーションのスキルが必要とされます。
命を絶つことも考えている人が相手の仕事ですから、責任重大な人の心に寄り添う仕事と言えるでしょう。
人の心に寄り添う仕事とは? まとめ
人の心に寄り添う仕事をしたいという方は意外と多いです。
ただし資格が必要な仕事だと、どうしてもそれなりにお金や時間がかかります。
そこで資格が必要ない仕事を中心に紹介してきました。
ただそれでも今の仕事を辞めるとなるとそれなりにハードルは上がりますよね。
なかなかそこまで思いきれないという方は、まずはボランティアや寄付などから人に寄り添う活動をおこなってみてください。
私がこれまで寄付してきた中で、もっとも手ごたえがあった寄付先をご紹介します。
ワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップという寄付で、厳しい環境にいる海外の子ども1人と「手紙や写真のやりとり」ができます。
しかもその子とやりとりができるのは自分だけ。
飽きっぽい私でも6年続けています。
特定の子のことを思い浮かべながら支援できるので、サポート出来ている充実感が強いです。
さらに希望すればその子が住んでいるところへ「現地訪問」することも可能。
ぜひチェックしてみてくださいね。
➤➤➤【1人の子どもと1対1の支援プログラム】