「ワールドビジョン」は、1950年にアメリカで生まれた「国際協力NGO団体」です。
【チャイルドスポンサーシップ】という、支援する側も「充足感」が得られる寄付を展開しています。
私も参加しているこの寄付は、遠い世界の厳しい環境で生きている子供(チャイルド)1人を、支援者1人がサポートし交流する「新しい寄付のカタチ」です。

その子との「手紙のやりとり」も、あなただけの特権です。
その手紙や写真などで、定期的に「その子の成長」を知ることができます。
さらに自己負担ではありますが、その子がいる国へ「現地訪問」することもできます。
現地まではさすがに行けないという方も、遠い異国の地に親戚の子供ができたような感覚を味わえます。
この寄付は、本当に与える以上に「与えられるもの」が多いです。

➤➤➤【1人の子どもと1対1の支援プログラム】
しかし「その寄付はちゃんとチャイルドに届けられているのか」「団体が私腹を肥やしていないか」という気持ちも無くはないでしょう。
「寄付という善意」を悪用するような団体も、少なからず存在するからです。
この記事では【ワールドビジョンの評判】を、「過去の活動」から徹底検証していきます。
目次
ワールドビジョンの「活動」とは?
【ワールドビジョン】は、1950年にアメリカのオレゴン州で設立された「国際協力NGO団体」です。
「チャイルドスポンサーシップ」という、寄付している側にも充実感が得られるシステムを提供しています。
なぜ充実感が得られるかというと、「支援を必要としている国の子供1人」を支援者1人が受け持つからです。
厳密に言えば、支援者の寄付したお金が、直接子供1人へ送られるわけではありません。
「その場しのぎ」のお金の使い方になってしまうからです。
実際には、「その子のいる村や地域単位での支援」となり、その地域環境を良くすることで支援する子供の生活も向上していく仕組みです。
ただ支援している子供1人と、「手紙」や「バースデーカード」のやりとりをおこなえるのは、「支援している方1人」となります。
私がいつも感じるのは、支援している子供の「成長の早さ」です。
自分が行った事もない遠い国に、親戚の子供が1人増えて、その成長を支えているようなうれしさがあります。
「ワールドビジョン」では、「チャイルドスポンサーシップ」のほかにも、「開発援助・緊急人道支援」などをおこなっています。
じつは1960年代には、「日本の子供たちも支援を受けた」ことがあるそうです。
戦後の日本が、世界のいろんな国にいるあたたかい人達に助けられていた事は、今ではほとんど語られることはありませんよね。
自分たちのチカラだけで、豊かな国になったような気でいるのは、恥ずかしいことなのだと思いました。

「ワールドビジョン」は現在、世界の約100ヵ国で宗教・人種・民族・性別に関係なく、世界のすべての子供がすこやかに生きれるように活動しています。
世界の約100ヵ国に事業所があり、日本では1987年からワールドビジョン・ジャパンが活動しています。
【2018年のワールドビジョン・ジャパンの活動を表す数字】
・総事業数 29ヵ国で135事業
・開発援助事業数 24ヵ国で85事業
そのうち、チャイルドスポンサーシップ事業数 21ヵ国で46事業
・緊急人道支援事業数 11ヵ国で49事業
・チャイルドスポンサー数 48,712人
・チャイルド数 57,118人
・チャイルドからスポンサーへの手紙 約44,000通
・チャイルドスポンサー以外の募金者数 12,402人
・連携企業、団体数 2,891社・団体
・イベント開催数 全国21回
・職員数 82人(嘱託・アルバイト3人含む)
・海外派遣、駐在スタッフ数 10人
・ボランティアスタッフ数 364人
ワールドビジョンの「評判」はどうなの?
「ワールドビジョン」について、いろいろと調べてみても、「悪い評判」はほとんどでてきません。
ですので、あとは「ワールドビジョン」の日本事業所である、「ワールドビジョンジャパン」の今までの活動から探っていこうと思います。
「ワールドビジョンジャパン」の活動が怪しいものでないかを見極めるうえで、以下のことが参考になります。
「国から認定NPO法人と認められていること」
「ワールドビジョンジャパン」は、国から認定NPO法人に認められています。
じつは、「NPO」と名乗ることはどんな団体でも可能ですが、NPO法人となるには「所轄庁」というところの審査をクリアすることが必要です。
そして「認定NPO法人」となるには、さらに審査が厳しく、国税庁と東京都から認定を受ける必要があります。
「認定NPO法人」の割合は、すべてのNPO法人約5万団体のうちの2%もないほどです。
認定基準をクリアするには、活動内容・情報公開などが明確であることなどハードルは高いです。
【ワールドビジョンジャパン】は、その認定基準をクリアしているわけです。
さらに「認定NPO法人」であることは、寄付する人に大きなメリットがあります。
寄付することで、かなり税金が優遇されます。
収入にもよりますが、私は去年1年間で6万円寄付して1万4千円ほど返ってきました。
「2割以上」返ってきているので、かなり大きいですよね。(最大で4割ほどになる場合も)
「ワールドビジョンジャパン」が「認定NPO法人」であることは、信頼できるかどうかの大きな判断基準になります。
ワールドビジョンジャパンの「活動をチェックする」には?
【ワールドビジョンジャパン】の活動を見極めるうえで、もう一つ参考となるものが以下になります。
「決算報告書」と「監査報告書」を公開していること
ワールドビジョン・ジャパンの公式サイトで、数年分の決算報告書と監査報告書が公開されています。
すべての人が寄付のゆくえを確認できるので、不正することはかなり難しいはずです。
仮に不正があれば、「認定NPO法人」からはずされて、今までのような寄付は集まらなくなります。
このように「決算報告書」と「監査報告書」をすべて公開しているので、それをあなた自身でチェックできる点も、ワールドビジョンジャパンを信用できる一因になるかと思います。
➤➤➤【寄付はどこがいい?】
ワールドビジョン・ジャパンの「活動と評判」は? まとめ
【ワールドビジョンジャパンの評判】について、ネットなどを調べてみても、批判的なものはほとんど出てきません。
客観的な判断材料として、「国から認定NPO法人に認定されていること」や、「決算報告書と監査報告書を公式サイトですべての人に公開していること」で信用できる団体なのかなと感じています。
また「チャイルドスポンサーシップ」に参加している方のために、「Facebookグループが用意されている」ので、疑問に思ったことを共有できます。
「100%信用できる団体」などというものは、NPO団体に限らず無いと思います。
ですので、これらの情報をもとに常に利用者が目を光らせていることが大切ですね。