決してお金に余裕があるわけじゃないけれど、厳しい環境にいる人たちを支援したいという方が日本でも年々増えています。
しかし寄付した団体があなたの大切なお金を、本当に支援のために使っているかどうかを見極めるのは難しいですよね。
そこでこの記事では【寄付してはいけない怪しい団体の見分け方】をご紹介していきます。
忙しい方のために結論!
忙しい方のために結論を言うと、やはり寄付してはいけない団体は存在します。
ただ怪しい団体を見分けるポイントを知っていれば恐れることはありません。
そのポイントは以下の通り。
・団体の代表や職員が名前や顔を出しているか
・公式サイトが更新されているか
・財務情報を公開しているか
・有名企業や財団からの支援があるか
そしてさらに間違いの無い団体だけに寄付したい!ということであれば、「認定NPO法人」を選ぶといいです。
日本に約5万団体もあるNPO法人のうち、認定NPO法人はわずか2%ほど。
認定NPO法人になるのはハードルが高く、更新制なので怪しいことをしていればすぐに取り消されます。
私は現在、認定NPO法人のワールドビジョンに寄付しています。
ワールドビジョンの「チャイルドスポンサーシップ」という寄付では、厳しい環境にいる海外の子ども1人と、手紙や写真のやりとりができます。
つまり毎月その子のことを、思い浮かべながら支援できるので、単発の寄付よりもサポート出来ている実感が強いです。
さらにちょっとハードルは高いですが、その子が住んでいるところへ現地訪問することも可能。
支援した効果が実際に見れて、しかも本人や家族に会えるので、それが夢になっている支援者も多いです。
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目次
寄付してはいけない団体・やばい怪しいNPO法人は存在するの?
結論から言うと、やはり寄付してはいけない団体(やばいNPO法人)は存在します!
現在の日本にはNPO法人が5万団体以上もありますが、それらのNPO法人のほとんどが真面目に団体運営をしています。
しかしごく一部の団体による不祥事や犯罪のせいで、NPO=怪しいと感じる人が少なくありません。
やはりどんな業界にも通ずることですが、ルールを守らない少数の団体のせいで、その業界全体が怪しいと思われてしまいます。
やばい怪しいNPO法人の犯罪例は?
実際にあったヤバいNPO法人による犯罪例としては、以下のようなものがあります。
大阪のNPO法人理事長が、病気の犬を救うために寄付を集めていたが、実はすでに犬たちは死んでいて詐欺容疑で逮捕された。
とあるNPO法人が無免許で生活困窮者に賃貸物件を貸し出し、自治体に虚偽申請させ、生活保護費を不正受給し賃料としていた。
東日本大震災の被災地復興支援費を私的に流用した業務上横領の疑いで、復興NPO法人代表らが逮捕。
他にも以前にNPO法人が暴力団に乗っ取られて、団体を隠れミノにされていたりするケースが多くありました。
そもそもNPO法人は営利目的ではない団体を指します。
それだけにNPO法人を悪用する団体が1つでも出てくると、業界全体が必要以上に悪い印象を持たれてしまうところがあります。
寄付してはいけない団体・やばいNPO法人を見分ける8つのポイント
❶認定NPO法人かどうか
まず「NPO」と「NPO法人」は違うという点に注意が必要です。
じつは日本では、NPOを名乗るだけなら誰でもどんな団体でも可能です。
しかしNPO法人となるには、10人以上の社員(正会員)がいるなど、いくつかの特定条件を満たしている必要があります。
ただごくごく一部ですが、NPO法人でさえ反社会的な活動をしている団体が紛れています。
そのためもうワンランク上に「認定NPO法人」という団体が存在します。
所轄庁の厳しい基準を満たした「認定NPO法人」であれば、まず間違いなく信用できる団体と言えます。
なぜなら認定NPO法人になるための要件が、かなりハードルの高いものだからです。
・年間100人以上から、それぞれ3,000円以上の寄付を受けていること
・団体収入のうち、寄付が占める割合が20%以上であること
・情報開示の徹底
など他にも条件が数多くあります。
5万以上もあるNPO法人のなかで、認定NPO法人は全体のわずか2%しか存在しません。
それだけ認定NPO法人になるのは難しく、信頼できる団体だということが分かります。
というわけで、あなたが気になっている団体が、ただのNPOなのかNPO法人なのか、それとも認定NPO法人なのかをチェックしましょう。
気になる団体名を検索すれば、その団体がどれに該当するのかがすぐに分かります。
まだ気になる団体が無いという方は、以下の記事を参考にしていただければと思います。
❷代表や職員の名前を公開しているか
NPO法人に限らず、その団体の代表や理事・職員の名前や顔写真が公開されているかどうかは重要です。
名前や顔を出すという行為は、当然社会的なリスクが高まります。
リスクがあるにもかかわらず、きちんと公表しているということは、たとえ問題が生じても、自分たちが責任を取るという団体の覚悟が分かり信用材料となります。
❸活動歴はどのくらいか
その団体が設立されたのがいつなのかを、公式サイトや検索でチェックしましょう。
ただ活動歴が短いからといって、絶対に怪しい団体とまでは言えません。
それでも設立から2,3か月の団体よりは、5年10年と問題を起こさずに活動している団体のほうがやはり信用できるでしょう。
❹ホームページや公式サイトは更新されているか
フリーランスで仕事をしている人でさえ、事業をアピールするホームページや公式サイトを持っている時代です。
寄付を集めて活動しているはずの団体が、公式サイトを持っていないというのはかなり信頼性に欠けます。
また活動開始時にホームページを準備しただけで、更新が1年以上されていない団体も避けたほうがいいでしょう。
しかし最近では、ホームページよりもSNSのほうがユーザーの目に留まりやすいこともあります。
なのでツイッターやフェイスブックなどの、SNSを頻繫に更新している団体であれば信用できるでしょう。
➎財務情報を公開しているか
とっつきにくいこともあって見落としがちですが、気になる団体の財務情報はできればチェックしましょう。
団体の公式サイトトップページの下のほうに、「情報公開」や「財務報告」といったカテゴリーがあるはずです。
ただ正直言って、決算報告書や監査報告書を見ても、「ここがおかしいんじゃないか?」なんてことは会計知識のない人には分かりませんよね。
中身も言うほど細かくは記載されてませんしね。(笑)
しかしその団体の財務状況を、すべての人が見れるようになっていることが重要なので出来れば確認しておくといいでしょう。
❻活動報告を定期的におこなっているか
信頼できる団体であれば、ツイッターやフェイスブックなどのSNS以外にも、リアルの定期活動報告会やイベントをおこなっていることが多いです。
5万以上もあるNPO法人の中には、ほとんど活動が止まっている団体も数多くあります。
そんなところに寄付してしまうと、おそらくは団体の貯金になってしまうでしょう。
リアルでの活動報告会やイベントを、毎月開催しているような団体なら信用できる可能性が高いです。
❼有名企業や財団からの支援があるか
有名企業や財団が、ある特定の団体に寄付する場合には、その団体についてかなりくわしく調査してから支援を決めるはずです。
なぜなら支援した団体がのちに不祥事を起こした場合、批判の矛先は支援企業や財団にも降りかかってくるからです。
なので企業や財団の支援が多いほど、その団体が信用できると判断できます。
➑メディアに取り上げられているか
ネット検索であなたが気になっている団体名を入力して、出てくる記事に目を通しましょう。
ただネット上の団体への賛否については、どこまで信じていいのか分からないのが本音です。
ですのであまり団体の悪評ばかりに注目せずに、団体を設立した代表者のインタビュー記事などを読んでみるといいです。
そして代表者の思いがあなたの心に刺さったなら、思い切って応援してみてもいいでしょう。
寄付してはいけない団体・NPO法人を見分けるための追加ポイント3つ
❶取り組んでいる活動にブレがないか
どの団体にも団体を立ち上げた理由が必ずあるはずです。
何かしらの社会課題を解決したいと考え、立ち上げたという団体がほとんどでしょう。
ただ運営を続けていくうちに、当初の社会課題の解決から外れた活動をしていては本末転倒ですよね。
あなたが気になった団体の公式サイトをのぞいて見て、活動の柱となっている課題をもう一度確認しましょう。
❷団体の活動内容にあなた自身が関心を持ち続けられるか
日本には数え切れないくらいのNPO団体が存在し、多くの社会課題の解決に取り組んでいます。
どの社会課題も重要で、なかには時間的に待ったなしのものもあります。
それらを見ていると、どれを選んで支援していけばいいのか迷うかもしれません。
そんな場合には、あなたが長期間にわたってその課題に興味が持てるかどうかで決めることをおすすめします。
あなたにとって身近に感じれる問題や課題のほうが、末永く支援を続けられるはずだからです。
例えば、子供分野での社会課題だけでも以下の通りです。(ごく一部)
・児童虐待
・ひとり親家庭の貧困
・病児保育問題
・待機児童問題
・障害児支援問題
・一人っ子増加
そして他に日本が抱える社会課題は以下の通り。(ごくごく一部)
・超高齢化社会(老々介護・高齢者の孤独死など)
・経済格差
・生活保護・生活弱者の増加
・医療費(健康保険)の負担増
・年金を支える働く世代の減少
たくさんの課題に関心を持つことは素晴らしいです。
でも個人が支援する時間やお金には限界がありますよね。
なのであなたが無理せずに、長いスパンで続けれそうな社会課題に取り組む団体を支援するといいでしょう。
❸自分の嗅覚も大事
詐欺行為をおこなうような団体は、こういった記事を読んで対策していることも考えられます。
しかしそういった団体や人物からは、不自然なオーラというものは出ているもの。
あとから考えると、じつはあのとき気になることがあったということもよく聞きます。
「なんか違和感があるな。。。」というのも、意外と当たっていることが多いのでそれを見逃さないようにしましょう。
こんな団体はヤバいから寄付してはいけないってホント?
ここまで寄付してはいけない団体を見分けるポイントをあげてきました。
しかし世の中には、↓のようなことを悪だと考えて、「こんな団体には寄付してはいけない!」と思われていることもあります。
❶団体の運営費が寄付でまかなわれているのは悪?
多くの慈善団体の運営費は寄付でまかなわれています。
もちろん金額は団体によって違いますが、多くは寄付総額の2割ほどです。
CMや広報活動の費用もその中から出ています。
「CMや広報活動なんかに大切なお金を使うな!」という意見もあります。
しかしCMや広報活動をしたほうが、寄付の総額が増えて、支援先の人たちを多く助けることができます。
日本には「とにかく寄付はそのまま全額を困っている人へ送れ!」と怒る人がいます。
しかし寄付金を全額支援先に送金しても、現地の力のある人間に横取りされるのがオチです。
支援団体の日本での国内活動と、支援先の現地活動があってはじめて、困っている人たちへの効果的な支援できます。
❷団体スタッフの給料が寄付でまかなわれているの悪?
さらに慈善団体で働いているスタッフの給料も、集まった寄付の中からまかなわれていることが多いです。
こちらも当然批判する方が多く、「もうこんな団体には寄付しない!」という書きこみなどが見られます。
しかし団体スタッフも普通の人間ですから食費も生活費もかかります。
寄付から給料をもらっているといっても、結婚して家族を持つのはかなり厳しい金額のようです。
男性であっても、若い優秀な人材が結婚を期に辞めざるを得ないことも多いとか。
日本人の「寄付は全額そのまま送れ!」「団体スタッフは無償ボランティアでやれ!」といった、人件費を無視した考え方はそろそろやめるべきでしょう。
寄付してはいけない団体・やばい怪しいNPO法人の見分け方! まとめ
寄付してはいけない団体(NPO法人)を見分けるための8つのポイントをご紹介してきました。
あなたが気になっている団体が、上であげた8つのポイントをクリアしていれば寄付して大丈夫です。
逆にこれらのポイントをクリアできてない団体の場合は、もう少し慎重に調べる必要があるでしょう。
NPO法人の大半は社会貢献のために活動するまっとうな団体です。
とは言え、日本にNPO法人は5万以上もあるわけですから、怪しい団体・やばい組織がどうしても紛れ込んできます。
そこでとにかく間違いない団体に寄付したいということであれば、認定NPO法人を選ぶといいです。
認定NPO法人になるのはハードルが高く、更新制なので怪しいことをしていればすぐに取り消されます。
私は現在、認定NPO法人のワールドビジョンに寄付しています。
ワールドビジョンの「チャイルドスポンサーシップ」という寄付では、厳しい環境にいる海外の子ども1人と、手紙や写真のやりとりができます。
つまり毎月その子のことを、思い浮かべながら支援できるので、単発の寄付よりもサポート出来ている実感が強いです。
さらにちょっとハードルは高いですが、その子が住んでいるところへ現地訪問することも可能。
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飽きっぽい私でも6年続けています。
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