日本史、世界史から5Gなどの最先端技術にいたるまで、短時間で分かりやすく教えてくれるYouTube大学が人気の「中田敦彦さん」。
今回「寄付について」とても興味深く、楽しく発信されていましたので、是非この記事でお伝えしたいなと思います。
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目次
中田敦彦さんってどんな人?
現在はトップユーチューバーとしてイメージのほうが強いですが、もともとは吉本興業の芸人さんですよね。
二人組のお笑いコンビ、オリエンタルラジオのボケ・ネタ作り担当が本業?です。
大ブレイクと挫折を繰り返しながらも、2019年4月からYouTubeに本格的に挑戦。
教育系ユーチューバーとして、とても面白く分かりやすく歴史や偉人伝・政治や社会問題などを教えてくれています。
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中田敦彦のYouTube大学で「寄付」が取り上げられた!
中田さんのYouTube動画の特徴として、1つの題材について中田さんが数冊の本から学んでから、分かりやすくまとめて楽しく教えてくれるということがあります。
そして今回、中田さんが「寄付」について学ぶにあたり見つけたのが、【寄付をしてみよう、と思ったら読む本】でした。
この本は、渋沢健さんと鵜尾雅隆さんという二人の方が作ったものです。
この先にあげた渋沢健さんは、2024年から1万円札の肖像画となる渋沢栄一さんの孫の孫なんですね。
以前に中田さんのYouTube大学でも渋沢栄一さんを取り上げています。
渋沢栄一さんの書いた「論語と算盤」という本を、中田さんは今までの人生で出会った本の中でナンバー1だ!とおっしゃってます。
中田さんが寄付について学ぼうと思ったら、その渋沢栄一さんの孫の孫である渋沢健さんが書いた本(共著)に出会うという偶然に感動されている様子でした。
渋沢栄一さんについても記事をまとめておりますので読んでいただけると嬉しいです。
関連記事⇒【渋沢栄一とは?】
そしてその【寄付をしてみようと思ったら読む本】をもとに授業が進んでいきます。
日本人の「寄付へのスタンス」とは?
日本は世界から見て経済的に裕福であるにもかかわらず、他の先進国と比べて寄付への関心は薄く、実際の年間寄付額も物足りない数字となっています。
日本はGDP(国民総生産)の中の寄付の割合が、アメリカの10分の1、イギリスや韓国の5分の1ほどです。
実際に日本で生活をしてて、「寄付してる〜?」みたいな会話になることはほとんどの人がないでしょう。
寄付はいい事だよね〜とは分かっていながら、そんな他人にあげれるほどのお金なんかないよ〜と感じている人が多いのではないでしょうか。
寄付してもちゃんと使われてるのか分かりにくいし、自分がちょこっと寄付したところでそんなに良くならないよね〜といった気持ちの方も多いと思います。
しかも名前の通っている人がちょっと寄付したことを公表すると、SNS上で「売名だ」とか「黙って寄付しろ」とか非難されるという心のせまい文化も根強いですよね。
しかしそれは日本人が、子供の頃から寄付について教育されてないことから生じている現象とも言えます。
確かにお金については、学校ではあまり触れませんし、多くの親が子に教えるお金の使い方は「消費」と「貯金」だけです。
「寄付の良さ」を体験できれば、日本人の寄付に対する気持ちも変わるよということを寄付をしてみよう思ったら読む本で述べています。
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どうして寄付するの?
日本では、「寄付してみようかな〜」とか、「寄付始めたんだ〜」とか誰かに話してみると、「えっ!なんで??どうかしたの?」という反応がかえってくることが多いのではないでしょうか。(笑)
これは日本の教育では、学校でも家庭でもお金の使い方は2種類しか教えてないからなんですね。
消費(物やサービスを買う)と、貯金(お金を貯める)の2種類です。
だからそれに該当しない「寄付」は、えっ!なんで?」となるわけです。
でも実際にはお金の使い方にはあと2種類あって、それが「寄付」と「投資」です!
「消費」と「貯金」は、自分のためのお金の使い方ですよね。
それに対して、「寄付」と「投資」は自分を含めた私たちのためのお金の使い方なんだと、本を通じて中田さんは教えてくれます。
確かに寄付をすると、寄付をした先の状況が気になりませんか?
「少しは良くなったのかな~」と感じて、ちょっと調べてみようかなという気持ちになったりしますよね。
つまり寄付する前と比べて、困っている人の現状を自分事のように感じれるようになります。
自分一人で何か達成することももちろん悪くないのですが、人間同士支え合って困難を乗り越えた時の方が何倍もしあわせを感じれるものです。
ちなみに「投資」も、ある会社を応援したいなと思ってお金を出すのが本来の形ですよね。
株価の値上がりで儲けるということに主眼を置かれがちですが。(笑)
ようやく「投資」も少しずつ日本の学校教育に取り入れられるようになってきているようです。
寄付に話を戻しますが、そんなの国が税収から助ければいいじゃないか〜という意見もあるかと思います。
確かにお金の規模で言えば、国のほうが民間よりも圧倒的に大きなお金を動かせるはずです。
しかし国や地方自治体の税収の使い道は、あらかじめ議会で決めてしまいますから、途中で変更するような融通が効きにくいです。
ですからそこは民間で集めたお金のほうが、スピーディーに投入すべき時に投入すべき所に送りやすいわけですね。
あとは規模の小さな社会問題や、隠れてしまっている社会問題に光を当てるのも国の行政を待っているとすごく遅いです。
どうしても国は国全体の利益を優先せざるを得ないので、少数派や立場の弱い人たちは後回しになりがちです。
それをおぎなうために、民間の寄付なら変更の融通は効きますし、決断スピードも行政よりうんと早いんですね。
団体に寄付するのって抵抗が。。。
さてそこで「いざ寄付してみよう!」と思いたったとしましょう。
ほとんどの方が、寄付する先は「どこかの団体」になりますよね。
コンビニのレジ前の置いてある募金箱に入れるお金も、だいたいがどこかの団体へいくはずです。
ただやはりそこに「抵抗感」が生まれますよね。
本当にキチンと寄付したお金が困っている人に届けられているのかどうか。。。
とくに日本人はこの抵抗感が他国よりも大きいので、寄付する概念が広がりにくい国でした。
ただ近年、特に東日本大震災以降はかなり状況は変わってきたそうです。
団体を通さずに、個人で寄付するのはかえって効率が悪く手数料もかかります。
チェック機能もないので、それこそどんな風に使われるかは相手次第です。
だったら各社会問題に、専門的に取り組んでいるNPO団体に思い切って任せたほうが、困っている人に効率よく支援が届きます。
100%信用できる団体や企業などは存在しませんが、だからといって何もしなければ困っている女性や子どもたちを見殺しにしてしまいます。
だからこそ自分自身で出来るだけ調べて、寄付先を決めることが大切なんですね。
しかし「いや〜寄付はしたいんだけど、ちょっとどこがいいか分からないなあ」という方は、NPO団体の中でも認定NPO法人を選ぶといいです。
「NPO」と名乗ることはどんな団体でも可能ですが、NPO法人となるには「所轄庁」というところの審査をクリアすることが必要です。
そして「認定NPO法人」となるには、さらに審査が厳しく、国税庁と東京都から認定を受ける必要があります。
「認定NPO法人」の割合は、すべてのNPO法人約5万団体のうちの2%もないほどです。
認定基準をクリアするには、活動内容・情報公開などが明確であることなどハードルは高いです。
そしてとにかく自分で寄付先を決めます。
するとどうなるか?
気になるんです。
寄付した先のことが。
もしかしたら「一回行ってみようかな」という気持ちになる場合もあります。
するとそこに「つながり」が生まれるんですね。
何もしなければ絶対に生まれることの無かった「つながり」が。
よく選挙の時なんかに、自分が一票を投じたところで大勢は変わらないから行かないという人がいます。
まあ、沢山います。(笑)
自分もそうでした。。。
しかしこの場合も、一票投じた政治家の活動が気になったり、自分が投じなかった政治家どうなのかが気になるようになります。
少なくともまったく参加しなかった選挙後よりは気になるはず。
確かに自分の寄付や選挙での一票は小さいものかもしれません。
その行動が自分自身の学びや成長につながっていくということを、「寄付をしようと思ったら読む本」は教えてくれます。
どこに寄付したらいいの?
では具体的に「どこに寄付したらいいの?」という疑問にも、中田さんがいくつか具体例をあげてくれています。
上の動画を見ていただけると分かるとおり、それぞれの団体ごとに支援先に特徴があって面白いです。
オリラジ中田さんに学ぶ「これからの寄付」とは? まとめ
中田敦彦さんは、教育系ユーチューバーとして分かりやすくて面白い動画をたくさんあげています。
私はその中でも、特にこの「寄付してみよう」という動画に感銘を受けて何度も見ています。
ただ中田さんの動画の中では、かなり再生数が少ない部類に入るんです。
つまりまだまだ「寄付や少数派の方」への関心は低いのが現状のようです。
でも逆に考えれば伸びしろが大きいとも言えます!
この動画を見ると、寄付を自己犠牲と思うべきではないと分かります。
寄付に対価はある。
寄付した先にいる人達との「つながり」が生まれます。
ただそのためには、寄付を頼まれたからと言って受け身でやってはいけない。
自分から寄付先を調べて選んではじめて、その寄付先への思いが強くなり「つながり」が生まれるということなんですね〜。
ぜひあなたも寄付をするならどこがいいか、どんな場所のどんな問題を抱えた人達を助けたいか考えてみて下さいね!
私がこれまで寄付してきた中で、もっとも手ごたえがあった寄付先をご紹介します。
ワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップという寄付で、厳しい環境にいる海外の子ども1人と「手紙や写真のやりとり」ができます。
しかもその子とやりとりができるのは自分だけ。
飽きっぽい私でも6年続けています。
特定の子のことを思い浮かべながら支援できるので、サポート出来ている充実感が強いです。
さらに希望すればその子が住んでいるところへ「現地訪問」することも可能。
ぜひチェックしてみてくださいね。
➤➤➤【1人の子どもと1対1の支援プログラム】