世の中にはたくさんの支援団体があり、特に有名で多くの方が知っているのは、「ユニセフ」や「国境なき医師団」などでしょうか。
ワールドビジョンは寄付や支援に関心のある方はご存知の方も多いでしょう。
でも寄付に関心のない方は、ワールドビジョンのことを知らない方も多いのではないでしょうか。
実はワールドビジョンは歴史も古く、寄付や支援のやり方も他の団体と比べると一風変わっています。
チャイルドスポンサーシップという、長期にわたって「1人の子ども」と「1人の支援者」が、手紙や写真のやりとりをしながら成長を支える寄付プログラムです。
➤➤➤【1人の子どもとつながる支援プログラム】
寄付先はどこがいい?という記事にも書きましたが、やはり寄付する側にも充実感や納得感があるほうが楽しく続けられます。
そこでこの記事では【ワールドビジョンがどんな活動をしている団体なのか】をご紹介していきます。
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目次
ワールドビジョンとは?
ワールドビジョンは1950年に設立された国際NGO(政府に属さない国際協力団体)です。
設立者がアメリカ人宣教師だったこともあり、キリスト教団体と思われがちです。
しかし宗教色はなく、ワールドビジョンの職員の信仰もバラバラです。
じつは日本も戦後の苦しい時にワールドビジョンの支援を受けています。
そして現在では支援する側となり1987年に「ワールドビジョン・ジャパン」が設立されています。
ワールドビジョンのかかげるメッセージの中に「この子を救う、未来を救う」という言葉があります。
一人で頑張ったところで、一生涯かけても救える子どもの数は知れています。
その無力感におそわれて、結局なにも出来ていないという方もいるのではないでしょうか。
でもあなたが助けた一人子どもが、また違う子どもを助けていってくれれば、初めは小さかった行動が大きな広がりを生みます。
「この子を救う、未来を救う」は、大人一人一人が、自分の目の前の子どもに集中して支援するだけでも、きっと未来には大きな収穫につながるという「希望の言葉」です。
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ワールドビジョンの一風変わった寄付とは?
つぎにワールドビジョンの一風変わった寄付について見ていきましょう。
ワールドビジョンの一番の特徴と言えば、 「チャイルドスポンサーシップ」という支援方法です。
毎月4,500円の継続的な支援をすることによって、寄付をする支援者は、世界の貧困地域の子ども1人と「1対1の交流」が出来るようになります。
ただ1対1とは言っても寄付したお金が直接そのチャイルドに渡されるわけではありません。
支援自体は集まった寄付をその地域全体の子どもたちのために使われます。
でも1対1でその子どもと手紙のやりとりができるスポンサーになれるのは、子ども1人に対して支援者1人だけ。
まるで遠い国に親戚が出来たような特別な気持ちが生まれます。
➤➤➤【1人の子どもとつながる支援プログラム】
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ワールドビジョンは信用できるの?
ワールドビジョンに限らず、どのような団体の寄付でも、ちゃんと貧しい国の子どもに届けてくれているのかという疑問は残りますよね。
ワールドビジョンでは毎年の会計報告をホームページからいつでも誰でも見ることができます。
また認定NPO法人でもあることから国税庁や東京都へも事業報告書などを提出しています。
内部での監査だけでなく外部機関からの監査も受けています。
認定NPO法人は日本に約5万団体もあるNPO法人のうち、たった2%しかない信頼できる団体です。
個人の寄付でも寄附金控除を受けることができるので、確定申告すれば寄付した額の約4割が戻ってきます。
毎月4,500円の寄付は私にとっては安い金額ではありませんでした。
ただ寄附金控除を受けると、以下のように税金が戻ってくるので、実質月3,000円以下で済みます。
【個人で1年間支援した場合の例】
・チャイルドスポンサーシップ1か月の寄付額 4,500円(年間54,000円)
・税額控除を受けた場合の1か月あたりの還付額 1,733円
・1か月あたりの実質負担額 4,500円-1,733円=2,767円!
※30日で換算すると、1日あたり約92円!
ワールドビジョンとは? まとめ
ワールドビジョンは大手の国際NGO団体です。
しかしただ寄付を集めるだけでありません。
支援者にとってもサポートすることに対する「充実感」を味わえる工夫がされています。
世界の厳しい環境にいる子ども一人と、マンツーマンで手紙や写真のやりとりができるのです。
大きな支援をおこなうことは誰にとっても難しいことです。
でも目の前の子ども一人をサポートすることで、数珠つなぎでサポートの輪が広がって、子ども全体の未来を救うことにつながっていくはず。
チャイルドスポンサーシップは寄付する側も楽しく学びながら続けることができる支援です。
➤➤➤【1人の子どもとつながる支援プログラム】