台湾の人気スポット、九份と十份は、風情ある景色やユニークな体験が楽しめる場所です。この記事では、私自身の体験をもとに、おすすめのスポットや、九份十份の行き方・帰り方、滞在時間の目安をわかりやすくご紹介していきます。
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目次
台湾・九份のおすすめスポット
九份老街(九份の古い町並み)
九份で最も有名な場所です。狭い通りに屋台やお土産屋、レストランが軒を連ねています。やはり夕方から夜8時くらいにかけてはものすごい人でごった返します。ただ皆さんゆったりと九份老街の雰囲気を楽しんで歩いているので、押し倒されそうな危険な感じはありません。
地元の名物料理やスナックを楽しめるほか、茶館でゆっくりお茶を飲みながら風景を楽しむのがおすすめです。
九份金鉱博物館
九份はかつて金鉱の町として栄えました。ここでは、その歴史について学べます。鉱山関連の展示や金の採掘の様子を見学でき、九份の歴史を深く知ることができます。
また砂金取りを体験することができ、静かに優しく教えてくれるおじさんがいます。正直どれが金なのか分からなかったのですが、おじさんが「これ。これ。」と指さしてくれました。(笑)
さらに台北の故宮博物院にある、チャーシューや豚の角煮みたいで有名な「肉形石」が、ここにはこんなに!以前に故宮博物院へ行った時には運悪く展示されていなかったので、ここにいっぱいあってビックリでした。(笑)
阿妹茶楼(アーメイチャロウ)
この茶館は提灯が並ぶ風景が特徴で、『千と千尋の神隠し』の湯婆婆の湯屋のモデルと言われています。ここでは伝統的な台湾茶を楽しむことができ、美しい景色と共にリラックスした時間を過ごせます。
台湾・十份のおすすめスポット
ランタン飛ばし
十分のランタン飛ばしは、願い事を書いた紙製のランタンを空に飛ばし、願いが天に届くことを祈ります。
ランタン飛ばしは昼も夜も出来ますが、やっぱり美しいのは夜でしょう。しかし私たちは夜に九份へ行く予定だったので、昼のランタン飛ばしとなりました。
昼に飛ばしてもイマイチかなぁと思っていたのですが、1メートルくらいの大きなランタンの4面に筆でたくさん願いごとを書くのは意外と楽しいです。
LINEで日本の家族とテレビ電話しながら、各自のお願いごとを代筆。書き上がったら、係の人に「出来たよ〜」と何となく日本語で伝えれば、線路の上で飛ばす準備をしてくれます。
係の人の段取りもテキパキしていて、写真も連写でたっくさん撮ってくれます。(笑)
料金はランタンの種類によって若干変わりますが、200~300台湾ドル(900~1,400円ほど)。
ちょっと伝わらないかもしれませんが(笑)、昼でもたくさんの人たちとランタンを飛ばすのはとても楽しいです。
十份鉄道
十份駅周辺には鉄道が通っていて、昔の時代の風情を感じることができます。鉄道のすぐそばを歩けて、電車が来ると踏切が鳴るので、写真撮影には絶好のチャンスです。
十份の到着ホームから、直接線路を横断するのも楽しい体験でした。
十份瀑布(シーフェンの滝)
十分瀑布は「台湾のナイアガラ」とも呼ばれるほど美しい滝。
十分駅から徒歩で約20~30分かかりますが、途中で川沿いや森の中を歩くので、自然を楽しみながらの散策できます。
また十分瀑布に続く道には観光用の吊り橋があり、川の上から滝に向かって歩く体験ができます。
台湾・十份のおすすめスポット おまけ(ねこ村)
厳密に言えば、十份ではないのですが(笑)、電車で十份に向かう途中の駅に「猫村」として有名な猴硐(ホウトン)があります。ここは昔、石炭の採掘で栄えた村でしたが、今ではたくさんの猫が住んでいる観光スポットになっています。
猫は村のあちこちにいて、散歩しながら猫たちと触れあえます。とても人懐っこくて、写真を撮ったり、えさをあげたりできます!
猫だけでなく、猴硐には昔の鉱山の遺跡や展示物もあります。昔の石炭採掘の歴史を学びながら、猫たちと遊ぶことができます。
山と川も美しく癒されます。そしてカフェやお食事スポットもけっこうあります。私が一番感動したのがこちらのお店「A-Sia Noodle Shop」。ホウトン駅の出入口のすぐ斜め向かいにあります。休日にはたくさんの人で賑わう地元の有名店だとか。
この鶏肉を蒸したものをぶつ切りにした料理が絶品でした。私の中では台湾グルメランキング1位。料金は鶏肉が200台湾ドル(900円ほど)麺が50台湾ドル(200円ほど)でした。
地元の方も多いのでやや入りにくいかな~と感じたのですが、女将さんがすごく気を使ってくれて、安心して注文できました。ご主人もかなりきさくな方であたたかい時間が過ごせました。
じつは私は普段ねこアレルギーで、涙ボロボロ鼻水ダラダラ耳カユカユになるのですが、猴硐(ホウトン)では、なぜか症状は出ず、とても癒されました。
台湾・九份は千と千尋に関係ある?
九份の雰囲気や街並みは、宮崎駿監督の映画『千と千尋の神隠し』に影響を与えたと言われています。特に阿妹茶楼(アーメイチャロウ)はその舞台に似ていると話題になり、多くの観光客が訪れています。
台北から九份までの行き方
①台湾鉄道(電車)+バス(またはタクシー)
台北駅から「台湾鉄道(TRA)」を利用し、瑞芳駅(ルイファン/ずいほうえき)(約35〜50分)まで移動します。普通列車で約49台湾ドル(220円ほど)、快速列車(自強号)で約76台湾ドル(350円ほど)です。
瑞芳駅から九份まではバス(788番や1062番)を利用します。バスの所要時間は約15~20分で、料金は約15台湾ドル(70円ほど)。ただバスは長蛇の列のこともあります。
そんな場合に、瑞芳駅からタクシーを使うと、九份までの料金は200~300台湾ドル(900~1,400円ほど)で、移動時間は約15分です。
②直通バス
台北から九份への直通バスは、台北市内の「MRT忠孝復興駅」や「MRT西門駅」から出ています。
主に965番と1062番のバスがあり、約1時間20分で九份に到着します。料金は約100~120台湾ドル(460~550円ほど)です。
バスを使えば、乗り換えが無いので、一度乗ってしまえば台北から九份までスムーズにアクセスできます。
台北から十份までの行き方
①台湾鉄道(電車)+平渓線(電車)
まず台北駅から「台湾鉄道(TRA)」を利用して、瑞芳駅(ルイファン/ずいほうえき)まで移動します。所要時間は35~50分で、普通列車で約49台湾ドル(220円ほど)、快速列車で約76台湾ドル(350円ほど)。
瑞芳駅から平渓線に乗り換え、十份駅まで行きます。平渓線の電車は1時間に1本程度運行しており、瑞芳駅から十份駅までは約30分、運賃は約20台湾ドル(90円ほど)です。
②バス
台北から十份へはバスでも行けます。まず台北地下鉄で「木柵駅」まで移動します。そこから「台北客運バス795番」に乗り換え、十分旅客センターバス停で降ります。バスの所要時間は約1時間半です。
③タクシー
台北から十份までタクシーを利用する場合、移動時間は約1時間半で、料金は1,200~1,800台湾ドル(約5,600~8,400円)ほどです。
九份から十份までの行き方
九份から十份へは、まず九份から瑞芳駅(ルイファン/ずいほうえき)までバスやタクシーで移動し、そこから電車で十份駅に向かいます。移動時間は約1時間ほどです。
十份から九份までの行き方
十份から九份へ戻る場合は、十份駅から瑞芳駅(ルイファン/ずいほうえき)まで電車を利用し、そこからバスやタクシーで九份に行くことができます。
バスは安いですが、行列になっていることも多いので、混雑状況を見てタクシーを検討することも考えてみてください。
九份・十份での滞在時間は?
一般的な滞在時間は、九份では約2〜3時間、十份では約1〜2時間の滞在が目安です。九份では街並み散策や食事、十份ではランタン飛ばしを楽しむための時間を計画に入れておくとよいでしょう。
九份から台北への帰り方
九份から台北へ帰るには、まず瑞芳駅(ルイファン/ずいほうえき)までバスかタクシーで移動し、そこから台湾鉄道(TRA)で台北駅に向かいます。
九份からタクシーで直接台北に戻ることもできますが、1,000~1,500台湾ドル(約5,000~7,000円)ほどかかります。
台湾鉄道(TRA)なら、瑞芳駅から台北まで、普通列車で約49台湾ドル(約220円)。快速列車で約76台湾ドル(約350円)。所要時間は約35~50分程度です。
十份から台北への帰り方
十份から台北へは、十份駅から瑞芳駅(ルイファン/ずいほうえき)へ行き、そこから台湾鉄道(TRA)に乗り換え、台北駅まで戻ります。移動時間は1時間半程度が目安です。
こちらも瑞芳駅から台北までは、普通列車で約49台湾ドル(約220円)。快速列車で約76台湾ドル(約350円)になります。
九份・十份を訪れる際の注意点は?
①天候
九份や十份は山間部に位置しており、天候が変わりやすいので、雨具を持参すると安心です。
②混雑
特に週末や祝日は観光客が多く、混雑するため、平日や早朝・夕方に訪れるのがおすすめです。
③歩きやすい靴
九份は坂道や階段が多いので、歩きやすい靴を履いていくと快適に過ごせます。
台湾の九份・十份のおすすめスポット まとめ
九份と十份は、それぞれ異なる魅力を持つ台湾の観光名所。九份ではノスタルジックな街並みや美しい夜景を楽しみ、十份ではランタン飛ばしや滝の絶景を体験できます。
台北からのアクセスも良好で、1日で両方を訪れることが可能。旅の計画を立てる際は、移動時間と天候に注意し、ぜひ九份・十份の風情を満喫してください!
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