JICAボランティア(青年海外協力隊)は、日本政府から予算が出ているので、地域などの市民ボランティアなどとはかなり違います。
そこでこの記事では【JICAのボランティア活動の内容と語学力がどれくらい必要なのか】をご紹介していきます!
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目次
JICAボランティア(青年海外協力隊)とは?
まずJICAボランティアは、開発途上国からの要請を受けることからスタートします。
そしてそれに応えられる技術や知識や経験を持ち、なにより開発途上国の人々のために働きたい方を募集します。
そして選考・採用・訓練をへて開発途上国へ派遣されます。
応募資格は20~39歳(青年海外協力隊)、40~69歳(シニア海外ボランティア)で日本国籍であることです。
募集期間は春と秋の年2回です。
派遣期間は2年が標準ですが、1ヶ月からの短期ボランティアもあります。
ただちょっと海外の支援活動はハードルが高いなあと感じる方は、寄付で現場の活動を支えるという方法もありますね。
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JICAのボランティアにはいくらかかる?
JICA(ジャイカ)ボランティアは、日本の政府開発援助(ODA)なので、かなりボランティア参加者への支援が手厚いです。
くわしくまとめますと、
(現地生活費)
・受け入れ相手国の住民と同程度の生活ができる生活費が支給されます。
・金額はJICA(ジャイカ)が相手国の状況を踏まえて、総合的に判断し決定します。
(住居費)
・原則として受け入れ相手国の政府が、住居を用意してくれます。
・相手国の状況によって、住居を用意することが困難なときはJICA(ジャイカ)が用意し費用も負担してくれます。
(往復渡航費)
日本と派遣先の往復にかかる費用をJICA(ジャイカ)が負担してくれます。
(現地業務費)
現地での活動に必要な予算がどうしても捻出できないときは、状況を踏まえてJICA(ジャイカ)が費用を支給してくれます。
(国内手当)
無給で休職中、または無職の場合は国内での支出のための手当がでます。
(その他の制度)
・ボランティア活動にいきづまった時、現地の専門家からアドバイスを受けることができます。
・休暇は現地での決まりに従うことになりますが、有給休暇や一時帰国などが可能です。
以上のように、基本的にはボランティア活動に派遣された方が活動に集中できるように、金銭面でもしっかりサポートしてくれます。
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JICAボランティア中の安全性は?
慣れない土地で病気になったり、現地の安全性についても不安があるのは当然です。
JICA(ジャイカ)では、そのあたりもしっかりとボランティアの方々をサポートしてくれます。
(健康管理体制)
・受け入れ相手国にもよりますが、日本の看護師免許を持っている人を置いたり現地の医師と契約したりしてボランティア活動をサポートします。
・派遣前の訓練でも健康管理のついて学び、受け入れ相手国でおこる感染症の情報を確認します。
・帰国後も健康診断を実施しています。
(緊急移送)
現地で対応できない症状になった場合、対応できる国や都市に緊急搬送します。
(予防接種)
受け入れ相手国へ派遣される方のために必要な予防接種を実施します。
(安全対策)
日本は世界と比べてとても安全性が高い国です。
なので基本的には、日本と比べて治安が悪い派遣先がほとんどです。
でもボランティア各個人がきちんと情報をおさえて、危機管理意識を持っていれば危険性は格段に下がります。
そこでJICA(ジャイカ)では、ボランティアで派遣される前に安全対策の講座を受講できます。
ボランティア先に到着したあとも、現地特有の交通事情などの安全対策を学んでから活動に入ります。
ボランティアが滞在する住居も、JICA(ジャイカ)がさらに扉や窓を補強したり警備員を配置したりしています。
その他、緊急連絡手段として携帯電話や無線機などを使えるように準備してあります。
JICAにはどんなボランティア活動があるの?
JICA(ジャイカ)ボランティアの1つである青年海外協力隊では、かなり多種多様なボランティアがあります。
その数は9分野・120種以上の仕事があり、あなたの経験が活かせるボランティアがあるかもしれません。
参考までにざっとあげると、
(人的資源)
・ 野球・サッカー・バトミントンなど多数のスポーツ指導
・ 音楽・理科・服飾などの教育
・ デザイン・美容師・料理・日本語教師など
(公共事業)
・ 水質検査・番組制作・道路・土木・建築など
(農林水産)
・稲作栽培・キノコ栽培・家畜飼育・野菜栽培・乳製品加工など
これらのほかにも6分野もあるので、あなたが活躍できるボランティアも見つかるかもしれませんね。
青年海外協力隊に語学力は必要?
青年海外協力隊は、当然海外に行ってボランティアをしますから語学力は必要です。
でも求められる語学力のレベルは、参加するボランティアによってさまざまです。
青年海外協力隊に応募する際に、必要な語学力はめちゃくちゃ高いわけではありません。
英語の場合で、中学校卒業程度(英検3級または、TOEIC スコアが330点)の語学力で大丈夫です。
それに青年海外協力隊では合格したあとに、派遣前の語学訓練があります。
そこでしっかり修得できるようにするための下地として、中学校卒業程度(英検3級または、TOEICスコア330点)の英語力が必要になるわけです。
なので青年海外協力隊に応募する方は、まずは英検3級かTOEIC を受けるといいでしょう。
実際に派遣されたあとに必要な言語は、英語とは限りません。
ほとんどの活動において、派遣先で現地の人たちが使っている言語をつかいます。
ただこの点については、合格したあとにおこなわれる派遣前の訓練でしっかりと習得できます
青年海外協力隊の一部の仕事では高い語学力が必要
青年海外協力隊のほとんどのボランティアが、中学校卒業程度の英語力で応募できます。
でもさらなるレベルアップをどん欲に続けていくことは、かならず必要になってくるでしょう。
ボランティアによっては、はじめからかなり高い語学力を求められるものもあります。
ジャイカでは語学力の目安として、AからDまでのレベルで分けられています。
応募するときに、最低限必要な語学力がDレベルです。
【Dレベル】
日常会話ができる
・英検3級~準2級
・TOEIC 330点~500点
・CASEC(自宅受験型)450点以上
【Cレベル】
限られた範囲でコミュニケーションできる
・英検2級
・TOEIC 500点~640点
・CASEC (自宅受験型) 600点以上
【Bレベル】
どんな状況でもコミュニケーションがとれる下地がある
・TOEIC 640点~730点
・CASEC (自宅受験型) 700点以上
【Aレベル】
充分なコミュニケーションができる
・英検準1級以上
・TOEIC 730点以上
・CASEC(自宅受験型) 750点以上
青年海外協力隊に応募する際には、かならず語学力証明書の提出が必要になります。
過去に取得したものも有効ですので、そのまま提出できます。
手元に資格を証明するものや、点数を証明する証明書がない場合は再発行できます。
TOEICは受験してから2年以内ですが、英検はどんなに前のものでも発行してもらえます。
まだ受験したことがない方や、受けたことがあるけど再発行が面倒な方は、パソコンから自宅受験できる資格があります。
英検やTOEICなどは受験する日が決まっているため、青年海外協力隊の応募に間に合わないときがあります。
その場合は自宅受験型のサイトであれば、いつでも受験できてしかも終了後すぐに結果をプリントアウトできます。
自宅受験型の語学サイトでの点数も、十分に応募する資格を得ることができます。
私がこれまで寄付してきた中で、もっとも手ごたえがあった寄付先をご紹介します。
ワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップという寄付で、厳しい環境にいる海外の子ども1人と「手紙や写真のやりとり」ができます。
しかもその子とやりとりができるのは自分だけ。
飽きっぽい私でも6年続けています。
特定の子のことを思い浮かべながら支援できるので、サポート出来ている充実感が強いです。
さらに希望すればその子が住んでいるところへ「現地訪問」することも可能。
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