この記事では、筆者が実際にモンゴルを訪れた体験談をもとに、行き方や費用、持ち物、さらに気をつけるべきポイントまでを詳しく解説します。
訪れる際のベストシーズンや現地の交通手段、予算の組み方など、知っておくと便利な情報をお届けしますので、これからモンゴル旅行を計画している方はぜひ参考にしてください。
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目次
日本からモンゴルまでの行き方
まずは日本からモンゴルまでの行き方をわかりやすく解説します。
1. 航空機を利用する
2024年現在、日本からモンゴルの首都ウランバートルにある「チンギスハーン国際空港」への直行便は、千葉の成田空港からのみです。
北京やソウルを経由した乗り継ぎ便であれば、名古屋の中部国際空港(セントレア)や、大阪の関西国際空港、広島空港、福岡空港、新千歳空港、那覇空港から利用できます。
成田からの直行便の所要時間は約5~6時間、他の空港から北京やソウル経由の乗り継ぎ便を利用した場合は、乗り継ぎ時間や待ち時間がかかるためプラス2~4時間といったところです。
2. 航空券の購入
航空券の購入は、旅行の計画を立てる際に最初に考えるべきポイントです。早めに予約すると、安い料金で購入できることが多いです。インターネットで比較サイトを利用して、最適な航空券を見つけましょう。
3. 出発前の準備
モンゴルへ行く前に、必ず以下のことを確認しておきましょう
パスポートとビザ
日本国籍の方は、30日以内の滞在であればビザは不要ですが、パスポートの有効期限が6ヶ月以上必要です。
現地通貨
モンゴルの通貨はトゥグリク(MNT)。日本で両替しておくと安心ではありますが、両替レートが割高すぎてもったいないです。モンゴルへ到着してから両替することをおすすめします。
チンギス・ハーン国際空港内にある銀行で、とりあえず移動するために必要なぶん(1~2万円ほど)を両替するといいでしょう。空港での両替レートも、街中に比べれば決して良くはないので、その後の両替はウランバートル市内にある両替所でGoogleマップで口コミが良さそうなところを選ぶといいでしょう。クレジットカードもそれなりに使えるので、やたらめったら現地通貨を用意しておく必要はないと思います。
日本からモンゴルまでフライト料金
日本からモンゴル(ウランバートル)へのフライト料金は、直行便と乗り継ぎ便で大きく異なります。以下は一般的な料金の目安となります。
1. 直行便の料金
料金: 約6万~12万円(往復)
航空会社: MIATモンゴル航空、日本航空(JAL)
所要時間: 約4~5時間
ポイント: 直行便は便利で時間も短縮できますが、料金はやや高めになることが多いです。特に人気観光シーズン(夏の6~8月)は料金が高くなりやすいです。
2. 乗り継ぎ便の料金
料金: 約4万~8万円(往復)
乗り継ぎ都市: ソウル(大韓航空、アシアナ航空)、北京(中国国際航空)など
所要時間: 10時間以上(乗り継ぎ時間によって変動)
ポイント: 乗り継ぎ便は直行便より安いことが多いですが、乗り継ぎに時間がかかるため移動時間が長くなります。早めに予約すると、さらに安い料金で利用できることもあります。
3. シーズン別の料金傾向
ピークシーズン(6~8月、年末年始): 料金は高めで、直行便で10~12万円、乗り継ぎ便で7~9万円ほどになります。
オフシーズン(1~3月、9~11月): 比較的安くなり、直行便で6~8万円、乗り継ぎ便で4~6万円程度です。
4. 予約のタイミング
早めに予約するほど安いチケットが見つかることが多いため、出発の2~6ヶ月前までに予約すると良いです。あなたのスケジュールや予算に合わせて、直行便と乗り継ぎ便を選ぶと良いでしょう。
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空港からウランバートル市内までの行き方
チンギス・ハーン国際空港からウランバートル市内への行き方はいくつかあります。
1. タクシー
空港の到着ロビーにはタクシーの待機場所があります。料金はウランバートル市内まで約30,000~40,000トゥグリク(約1200~1800円)で所要時間は約40~50分です。運転手と事前に料金を確認することをおすすめします。
2.空港バス
空港からウランバートル市内までのシャトルバスも運行されています。バスの運行頻度は約30分に1本で、所要時間は約1時間です。料金は比較的安く、数千トゥグリク(数百円)で利用できます。バスの時刻表は空港の掲示板で確認できます。
3.レンタカー
自分で運転したい場合、空港でレンタカーを借りることも可能です。事前に予約しておくとスムーズ。ただ国際免許証が必要となるので、日本で発行してもらい現地に持っていきましょう。国際免許証の取得には、特別な試験などはないので、日本の免許証さえ持っていれば、手数料数千円で簡単に手に入れることができます。
4. 送迎サービス
ホテルによっては、空港からの送迎サービスを提供しているところもあります。事前に確認して頼んでおくと安心です。
モンゴル旅行は何月がおすすめ?
モンゴル旅行におすすめの時期は、主に夏(6月~8月)です。この時期には多くの観光スポットが開放され、さまざまなアクティビティが楽しめます。
おすすめの季節
夏(6月~8月)
気温: 日中は25~35℃と温暖
魅力: 多くの観光地がオープンし、草原や自然を楽しむのに最適。ウランバートルではナーダム祭り(7月中旬)が開催され、伝統的な競技が楽しめます。
アクティビティ: ハイキング、乗馬、キャンプなど。
その他の季節
春(3月~5月)
気温: 0~20℃前後と寒暖差が大きい。
魅力: 自然が目覚める季節で、風景が美しくなります。観光客が少ないため、静かな旅行が楽しめます。
アクティビティ: 野生動物観察、トレッキングなど。
秋(9月~11月)
気温: 5~20℃前後で、徐々に寒くなる。
魅力: 空が澄んでいて、紅葉が美しい時期。農作物の収穫も行われており、地元の文化を体験できます。
アクティビティ: 自然散策、地元の祭りなど。
冬(12月~2月)
気温: -20~0℃と非常に寒い。
魅力: 雪景色の中での冬のアクティビティが楽しめます。アイスフィッシングや犬ぞり体験が人気です。
アクティビティ: 冬季スポーツ、文化体験。
モンゴル旅行のおすすめは夏ですが、春や秋もそれぞれ魅力があります。旅行の目的や好みによって、最適な時期を選ぶと良いでしょう。特に自然や文化を楽しみたい方は、夏が最も適しています。
モンゴル旅行の費用はどのくらい?
モンゴル旅行の費用は、季節や滞在日数、宿泊施設のランク、食事、アクティビティによって大きく異なります。そこでここでは、2泊3日、3泊4日、4泊5日の日程ごとに、季節別の1人当たり費用をご紹介します。
費用の内訳(例)
航空券: 往復で約40,000~80,000円(直行便の有無や時期による)
宿泊費: 一泊5,000~20,000円程度(宿のクラスによる)
食事: 一日あたり約1,500~3,000円程度
交通費: タクシーやバス利用で数千円
観光費: アクティビティや入場料などで数千円
2泊3日の場合の費用
春(3月~5月): 約50,000~80,000円
夏(6月~8月): 約70,000~120,000円
秋(9月~11月): 約50,000~80,000円
冬(12月~2月): 約60,000~90,000円
3泊4日の場合の費用
春(3月~5月): 約70,000~110,000円
夏(6月~8月): 約100,000~160,000円
秋(9月~11月): 約70,000~110,000円
冬(12月~2月): 約80,000~120,000円
4泊5日の場合の費用
春(3月~5月): 約90,000~130,000円
夏(6月~8月): 約130,000~200,000円
秋(9月~11月): 約90,000~130,000円
冬(12月~2月): 約100,000~150,000円
夏はモンゴルの人気観光シーズンになるため、価格が高くなります。上記は一般的な費用の目安であり、選択するアクティビティや宿泊施設によって費用は変動します。
具体的な費用を知りたい場合は、航空券・ホテルの予約サイトで簡単に確認できます。
モンゴル旅行の注意点は?
モンゴル旅行を楽しむための注意点を以下にまとめました。事前に知っておくと、安心して旅行することができます。
1. 気候に注意
寒暖差: モンゴルは昼夜の温度差が大きく、夏でも朝晩はかなり涼しく感じることがあります。季節に応じた服装を準備しましょう。
乾燥: 空気が乾燥しているため、肌や喉の保湿を心掛けてください。
2. 食事の衛生管理
地元の食材や料理を楽しむ際には、衛生状態に注意しましょう。信頼できるお店かどうかGoogleマップで評価を見るのもおすすめです。
3. 通貨と両替
モンゴルの通貨はトゥグリクです。空港や市内の銀行、両替所で両替できます。街なかの両替所が一番お得に両替できます。こちらもGoogleマップで評価を見て両替所を選ぶと安心です。
4. インフラ整備
地方に行くと交通やインフラが整っていない場合があります。一見、大平原に見えるところも、じつはかなりボコボコで車で移動中ずっと大きく揺れているということも。私は酔い止めを常備しています。
5. 通信手段
SIMカードを購入すると、現地でインターネットを利用できます。Wi-Fiがない場所も多いため、事前に準備しておくと便利です。現地でも購入できますが、日本で事前に買っておくと安心です。
モンゴルへの行き方 まとめ
モンゴルへの行き方は、航空機を利用するのが一般的です。日本からは、成田空港からウランバートルのチンギス・ハーン国際空港への直行便が運航されています。
北京やソウルを経由した乗り継ぎ便は、名古屋の中部国際空港(セントレア)や、大阪の関西国際空港、広島空港、福岡空港、新千歳空港、那覇空港から利用できます。
成田からの直行便の所要時間は約5~6時間、他の空港から北京やソウル経由の乗り継ぎ便を利用した場合は、乗り継ぎ時間や待ち時間がかかるためプラス2~4時間といったところです。
ウランバートル市内へは、空港からタクシーや空港バスを利用することができ、タクシーは所要時間約40~50分で、市内までの料金は30,000~40,000トゥグリク(約1200~1800円)ほど。空港バスを利用する場合は、30分~1時間に1本ですが、料金は数百円ほどと安いです。
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