近年増えている有償ボランティアですが、「お金をもらうんだから副業にあたるの?」と悩む方もいるのではないでしょうか。
とくに副業禁止の会社に勤めている方は気になりますよね。
そこでこの記事では【有償ボランティアは副業にあたるのか?】についてくわしく紹介していきます!
目次
有償ボランティアってどういうこと?
有償と言っても交通費程度の謝礼
有償ボランティアの受け取るお金は、交通費程度の金額である場合が多いです。
筆者の体験では、自宅から片道約20キロの土砂災害の被災地で、1日土砂撤去の作業を手伝って、行政の方から3,500円(交通費込)と昼休憩中にお弁当を支給していただきました。
交通費やお昼代だけで人が集まりやすくなる
募集しているボランティアに興味はあるけど、交通費や昼食代が自己負担だと、ちょっと迷いが生じたりする方は多いようです。
そうしたとき「活動自体は無報酬ですが交通費は支給します。」といったように募集をかけることで、ボランティア活動に参加する人の心理的ハードルは下がります。
募集する側も、交通費だけでボランティアが集まりやすくなるというメリットがあるので、少しずつ有償のボランティアが広まっているわけです。
有償ボランティアは副業になるの?
賃金ではなく謝礼なので副業にならない
有償ボランティアは、労働基準法第9条で労働者に該当しません。
つまり支払われるお金も、労働に対する対価(賃金)にはならないわけです。
有償ボランティアが受け取るのは、あくまでも交通費程度の謝礼です。
なので有償ボランティアは、アルバイトにも当たらず、副業と見なされないというのが現状です。
※ただし有償ボランティアの定義については、なかなか定まらない部分もあるので、現状把握に気をくばる必要はあります。
副業禁止の会社の人でも参加できる
副業禁止の会社で働いている人や公務員の方でも、副業をしたい!という方は多いのではないでしょうか。
上でも書いたように、有償ボランティアは労働基準法上では労働者に該当しません。
つまり有償ボランティアなら、今まで副業禁止の会社であきらめていた会社員や、もともと原則副業禁止の公務員の方でも参加することができます。
ただし謝礼金額が多くなっていくと、どこまでが副業にあたらないかはグレーゾーンです。。。
有償ボランティアのデメリットは?
報酬に見合わない業務量・業務内容
交通費やお弁当代が、謝礼として支払われる有償ボランティアのメリットです。
しかし謝礼を支払ったんだからと、過酷な業務量をさせられる事例もあります。
ただ過酷な業務量というのが、どうしても人によって取り方が変わってしまいます。
例えば、時給1200円~1500円でもやりたくないような仕事量・仕事内容といった感じでしょうか。
事前にくわしく、当日おこなう仕事内容について聞くか調べておくと安心です。
労災保険もボランティア保険も適用されない
有償ボランティアは、法律上労働者に該当しないので、万が一事故などでけがを負ってしまった場合でも、労働者災害補償保険法(所謂“労災”)の適用範囲外です。
なので有償ボランティアへ参加する際は、自分で事前にボランティア保険加入の申し込みをしておくことをおすすめします。
他人に予期せず怪我をさせてしまった場合でも、その損害を補填してくれます。
おすすめの有償ボランティアは?
スポーツイベントの有償ボランティア
フットサルやスケートボード大会など、スポーツイベントの有償ボランティアは、会場の設営から大会の運営、終了後の撤去までをおこないます。
楽なボランティアとは言えませんが、競技を間近で観戦できたりします。
ボランティアを終えた際には、体験した方にしかわからない達成感があることでしょう。
謝礼としては、交通費+クオカード1,000円分などが相場です。
治験ボランティア
治験というのは、製薬会社が厚生労働省に未認可の薬を認可してもらうためにおこなう臨床試験のことです。
国がまだ認めていない薬を人体に使用し、安全性を確認するのが治験ボランティアです。
これだけ聞くとちょっと怖いイメージがありますよね。
しかしその薬は、治験ボランティアに回ってくるまでにも、様々な検査を受け安全性や効果がほぼ検証済の物です。
ただリスクはゼロではないため、謝礼(治験では負担軽減費と呼ぶ)は1万円~10万円など高額な場合が多いです。
コロナの変異型が次々と出てくるなかで、来年以降もワクチンは必要になってきます。
初回の海外ワクチンは、日本に入ってくるのが結構遅いです。
しかも途中で足りなくなったりして騒がれました。
来年以降は、海外製ワクチンに頼らない体制が望ましいのは間違いないでしょう。
そのため国が莫大な予算を投じて、安全な国産コロナワクチンの開発を急いでいるのです。
有償ボランティアは副業にあたるの? まとめ
有償ボランティアは、交通費やお弁当代などの謝礼金が出るボランティアです。
ただし労働に対する賃金(給料)ではないので、あくまでもボランティアであり、副業にもあたらない場合がほとんどです。
とは言え、有償ボランティアの定義については、なかなか定まらず議論が続いています。
心配な方は、参加する前に勤務先に確認したほうが無難でしょう。
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