ワールドビジョンは1950年に設立された国際協力NGO。
ユニセフほどの知名度はないものの、寄付に関心のある方にはかなり知られた団体です。
そのワールドビジョンがおこなっている寄付に一風変わったものがあり、それがチャイルドスポンサーシップです。
チャイルドスポンサーシップでは、1人の子どもと1人のスポンサー(寄付者)だけが手紙や写真のやりとりをします。
一般的な寄付ですとお金を渡したあとは団体スタッフを信じて任せるのみ。
寄付したあとは基本的に様子がまったく分からないのも事実ですよね。
しかし寄付先はどこがいい?という記事にも書きましたが、やはり寄付する側にも充実感や納得感があるほうが楽しく続けられます。
そしてこの記事では【私がワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップに6年参加してみた感想】をご紹介していきます。
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目次
ワールドビジョンとは?
ワールドビジョンは、ボブ・ピアスというアメリカ人宣教師によって設立された国際協力NGO団体です。
活動内容は、開発援助や緊急人道支援などをおこなっています。
ボブ・ピアスはより多くの人を助けたいという思いで、1950年9月にアメリカ・オレゴン州でワールドビジョンの活動を始めました。
その始まりは、私たち日本人にとっても比較的みじかな朝鮮戦争でした。
親を亡くしてしまった子どもたちや、ハンセン病などにかかっている人を支援する活動から始まりました。
現在は、子供たちが健やかに成長することが出来る世界を目指して活動しています。
【ワールドビジョンの評判は?】という記事に利用した方の口コミをまとめています。
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ワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップとは?
チャイルドスポンサーは、ワールドビジョンの国際支援プログラムです。
貧しい環境で暮らす子ども1人と、寄付者(自分)だけが手紙や写真のやりとりをできるのが特徴です。
チャイルドスポンサーシップでは、子どもの成長を考えながら、教育、保健衛生、経済開発など支援活動を約15年かけて実施します。
とは言え、スポンサー(寄付者)が約15年支援を続けなければならないわけではありません。
もちろん続けれるに越したことはないですが、続けるのが難しくなった場合にはすぐに退会できます。
ただこの支援によって、貧しい暮らしをしている子どもたちが、夢を持てるようになります。
チャイルドスポンサーになると、支援している子供の写真付きの成長報告の手紙が届きます。
他にも、支援している子どもと手紙を送り合ったり、支援地を直接訪問して支援している子どもに会うこともできます。
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チャイルドスポンサーシップに参加して変わったこと
世界の貧困地域で、普段から貧しい暮らしをしている子どもたちは、それこそ朝から晩まで働いています。
朝から晩まで働いていますから、当然学校に行ったことがない子も多いです。
そして仕事から帰ってきても、食べる物はほとんどありません。。。
1人でもチャイルド・スポンサーになる人が増えれば、学校に行き、ご飯を食べれる子どもが増えます。
その他にも、水・衛生や教育などの支援をすることができます。
チャイルドスポンサーでは、手紙や写真のやりとりは1人の子どもと続けていきます。
しかし寄付じたいを、1人の子どもに渡すわけではありません。
そんなことをしても、地域で格差が生まれるだけですし、支援が止まればまた元通りになってしまいます。
寄付じたいは、まとめてチャイルドたちが暮らす地域全体を改善するために使われています。
そして数年後に、ワールドビジョンの支援が終了しても、自分たちの力で豊かな暮らしを維持していくことがゴールです。
私がチャイルドスポンサーに6年参加した感想
私がチャイルドスポンサーになったキッカケは、そろそろ自分のことばかり優先の人生を変えていきたいと考えたからです。
あとは結婚して、子どもが2人生まれたことも大きかったです。
とても愛おしいだけに、生まれたところがもしも日本じゃなかったら。。。と考えることも増えました。
「きっと途上国の子どもを持つ親だって、同じように子どもが愛おしいはず。」
それなのに食べさせるものがない・仕事もないというのは、どんな気持ちなんだろうと考えるようになりました。
無関心でいいのだろうかと。
そこで前からちょっと気になっていた、チャイルドスポンサーシップをやってみることに。
チャイルドスポンサーって、よその寄付と比べて寄付金額が高めなんですよね。
他の団体は1,000円からが多いのですが、チャイルドスポンサーは月4,500円。
ちょっとためらう金額ですよね。。。
ただ1日あたりで考えると150円くらいだし、寄附金控除で約4割くらいは返ってくると知り、思い切って始めてみることにしました。
実際はじめてみると、手紙や写真のやりとりがあるので、他の寄付とは違って支援できている実感があります。
ネパールの女の子を支援して今年で4年目になりますが、写真がくるたびに大きくなっていて驚きます。
もしかしたら我が子の成長よりもうれしいかもしれません。(笑)
もちろんこちらの写真を送ったりもします。
以前、私たち家族全員が忍者の格好をした写真を送りました。(笑)
ネパールの女の子が、その写真を手に持っている画像が送られてきた時はウケました。
ワールドビジョンのチャイルドスポンサーとは? まとめ
チャイルドスポンサーとして支援することで、貧しい子供たちの生活を変えることが出来ます。
決して大きく変わるわけではありませんが、子供たちの命を守り、夢を持つことができる可能性が高まります。
ワールドビジョン設立者のボブ・ピアスが言っていた、
「すべての人々に何もかもはできなくとも、誰かに何かはできる」
その言葉通り、1人の支援者が1人の子供をサポートしていければ、かなりの数の貧しい国の子どもは救えるはずです。
チャイルドスポンサーシップは、寄付する側にとっても、貧しい国の子どもたちと直接やりとりできるというメリットがあります。
私がこれまで寄付してきた中で、もっとも手ごたえがあった寄付先をご紹介します。
ワールドビジョンのチャイルドスポンサーシップという寄付で、厳しい環境にいる海外の子ども1人と「手紙や写真のやりとり」ができます。
しかもその子とやりとりができるのは自分だけ。
飽きっぽい私でも6年続けています。
特定の子のことを思い浮かべながら支援できるので、サポート出来ている充実感が強いです。
さらに希望すればその子が住んでいるところへ「現地訪問」することも可能。
ぜひチェックしてみてくださいね。
➤➤➤【1人の子どもと1対1の支援プログラム】